あなたが今までにタイヤ交換を購入・検討した際、参考にした情報は何ですか？

アンケート調査によると、以下のように販売員から直接、話を聞いて情報を得る、という回答が一番多いのが分かります。やはりタイヤに関して分からないことが多ければ多いほど、直接、専門の販売員にあれこれ質問するほうが安心で分かりやすい、と思う方が多いからでしょう。

アンケートに回答してくださったユーザーの方にお話を伺うと、

「地方で夫婦二人暮らしをしているので、車移動は欠かせません。タイヤが目減りしている気がするので、買い物のついでにガソリンスタンドに行って、タイヤ交換について相談しました。車の知識があまりないので、タイヤに詳しい専門スタッフに相談したほうが何かと安心です。すすめてくれたタイヤの中から価格に関しても比較することもできるのでスタッフに相談するほうが結局、便利なんです」（68歳・自営業）

このように年齢が高齢のユーザーほど、ネット検索よりは直接やり取りができる販売店の店員とのやり取りを希望するケースは多いようです。

		回答数	%
		2504	100
1	販売店の店員の話	308	12.3
2	自身の購入経験	181	7.2
3	店頭ＰＯＰやポスター	122	4.9
4	販売店チラシ	187	7.5
5	知人の話や評判	123	4.9
6	インターネットでの評価や評判	220	8.8
7	販売店の価格	379	15.1
8	インターネットの価格	283	11.3
9	メーカーＨＰ	188	7.5
10	販売店ＨＰ	126	5.0
11	ラジオやＴＶＣＭ	45	1.8
12	メーカーカタログ	132	5.3
13	自動車雑誌	69	2.8
14	インターネット記事ブログ	119	4.8
15	その他	22	0.9

あなたが今までにタイヤ交換を購入・検討した際、参考にした情報は何ですか。

ただ、次に注目したいのは、「インターネット上での価格や評価・評判」「メーカーのHP」などが高い数値であるということ。やはりユーザーの多くは、タイヤ交換についてまずは、インターネット上で情報収集をしていることがわかります。

これはスマホの所有率が上がったため、いつでもどこでも調べたいときにネット検索できる環境にある、ということも大きいでしょう。この件に関してあるユーザーは、

「確かにタイヤ交換に関して知りたいときは、販売店へ行ったほうが早いとは思います。でも、こちらに全くタイヤに関しての知識がないと、販売員の言いなりで高い買い物をすることになると心配になる。なので一応、ネットで下調べして比較検討してから販売店に出向くようにしています」（40歳・会社員）

このような意見は若い世代になればなるほど、「まずはネット検索するのは常識」という考えがあるようです。

タイヤについてネット検索する際の注意点

では、インターネットで調べておくべきポイントや危険な落とし穴などは、ないのでしょうか？ まずはユーザーからの失敗談を。

「ネットで『タイヤ交換』『安い』というキーワードで検索してヒットした販売店へ行ってみたら、扱っているタイヤのほとんどがアウトレット商品でした。旧モデルだけでなく、中古品も多かった。いくら安くても中古品のタイヤでは怖いので購入しませんでした」（38歳・自由業）

「タイヤ交換を安くしてくれる専門店をネットで検索して、一番安いお店に行ったところ、 店員が『ネットに出ているタイヤの在庫はなくなりました』と、結局、通常のメーカーが取り扱う値段で買うことになってしまいました」（45歳・団体職員）

これらの声もあるようにネット検索で出てくる取扱店のサイトにある「どこよりも安く提供」「アフターサービス保障あり」「今ならキャンペーン中」という謳い文句があっても、実際はネットでの情報とは違う、というケースもあるので注意が必要です。

ネットで検索する場合は、タイヤのラインナップや値段の安さだけでなく、タイヤの専門知識を載せているかどうか、買う前提ではなくても気軽に相談できるのかどうかなど、そういった点を明記しているか注目してみるといいかもしれません。

事前のネット検索での結果を鵜呑みにしないこと

タイヤ交換の専門店をネット検索する際、「安さ」だけに注目すると、取り扱っているタイヤの状態が良くないことも。ネット情報は事前情報程度にして、あとは実際に専門店に足を運び、自分の目で確かめましょう。