2019.10.19

【車検費用】相場や見積もりを紹介!ディーラーで受けるメリット・デメリットとは?内訳、仕訳はどうなる?

車を所有していると必ず支払うことになる車検費用。

定期的に車検を受ける必要があるため、トータルでかかるコストは思いのほか高額になりがちです。

また、同じ車検でも依頼する業者次第でサービス内容や手間が変わってきます。

自分の要望に合った業者選びをすることで、納得できる予算や内容で進めることができるかもしれません。

今回は数ある車検を受ける方法のうち、ディーラーを選んだ場合のメリット・デメリットに注目してみました。

車検を依頼できる場所

車検を依頼できる場所は大きく分けて3つあります。種類ごとの特徴を確認してみましょう。

民間整備工場車検(民間車検)

民間の整備工場で受ける車検は、国が指定・認定した工場だからこそ高い技術力が期待できます

また、業者ごとに費用や内容にばらつきが出るのが特徴です。

「選べること」が何よりのメリットなので、複数の見積もりをとったり、比較するといいでしょう。

中でもすぐに整備に取り掛かることのできる指定工場なら、最短で車検を実施してくれるサービスもあります。

たくさん見比べて自分の要望にあった内容で車検を通したいという人におすすめの方法です。

ディーラー車検

ディーラー車検は、特定のメーカーに精通した販売者に車検を依頼することになります。

販売だけでなく点検や修理に関する知識も豊富なため、あらゆる場面で信頼できるのが最大の特徴でしょう。

品質やサービス内容を重視する人におすすめの方法です。

また、点検・整備の内容も他の車検より手厚く、車検にとどまらず車両のメンテナンスをしてくれます。

ユーザー車検

業者に依頼せず、自分で車を持ち込んで車検と書類手続きを済ませるのが、ユーザー車検です。労力や点検・整備の知識の習得は必要になりますが、その分最低限の費用に抑えることができます。

ただし、車検が不合格になることもあるため、もう一度整備し直しという事態に陥ることも。

二度手間になるリスクや、車両の小さな不具合に気が付かない可能性は踏まえて選んだ方がいいでしょう。

また、点検・整備以外を代行する「ユーザー車検代行」というサービスもあり、こちらも低コストで車検に出すことができます。

費用を重視する人が選択する方法です。

車検の相場や見積もり

3種類の車検を依頼できる場所をご紹介しましたが、それぞれどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

軽自動車や普通乗用車の相場や見積もりを見比べてみましょう。

民間整備工場車検(民間車検)

民間整備工場車検の場合、40,000円~80,000円が相場です。かなり幅が広いですが、車両の種類と工場次第で変動していきます。

コスト面を重視した工場であれば、整備内容とのバランスを見て費用を削減するでしょう。自身の価値観に合った業者と出会えれば効率的です。

ディーラー車検

ディーラー車検の場合は50,000円〜100,000円。民間整備工場車検と比べると1~3万円ほど高くなる可能性があります。

そもそもディーラー車検は販売と違い、ディーラー側に利益が出にくい仕組みとなっており、品質を上げることで競っているのです。

そのため、より良いサービスを受けることが可能です。

ユーザー車検

全く整備代や交通費を考慮しない場合で換算して、35,000円〜70,000円。やはり安さが何より魅力といえます。

ですが、整備なしで車検を通すのは難しく、状況次第で費用は上がっていくでしょう。

不具合が見つかった時は自力で修理するか、整備工場へ出すかの選択が必要です。

整備する技術を持っている人や、頼れる知人がいるなど、環境が整った人には最適ですね。

また、「ユーザー車検代行」のサービスを使うと更に代行手数料が加算されます。

ディーラーで受けるメリット

見比べると最も費用が高かったディーラー車検ですが、費用が高いのには理由があります。

まずはディーラー車検を選んだ場合のメリットを見てみましょう。

「予防整備」のおかげで安全性が高い

ディーラー車検を受ける際、他と違うのが「予防整備」という項目。料金が高くなる要因にもなっています。

「予防整備」とは、故障する前にあらかじめ部品交換をすることです。

部品交換しなくても車検自体は通ります。ですが、車検を機にしっかりと整備をして、将来起こりうる故障を未然に防ぐという考え方です。

もちろん、まだまだ使えそうな部品は状況を見たうえで残す判断もします。

このプラスαのサービスを「品質が高い」と考えて信頼するのか、「無駄なコストは省きたい」と思い削るのか、考え方が分かれるでしょう。

車に対する知識があるので安心

ディーラーは特定のメーカーの専門家です。車に対する知識がかなり豊富なので、徹底的なサポートを期待できるのが大きなメリットです。

車の状態が分からない人や、あまり知識が無いので専門家に見てもらいたい人は、ディーラー車検が合っているといえます。

また、購入から一貫して同じディーラーを頼り続けることができると、何かトラブルがあった時にも相談できて安心ですね。

ディーラーで受けるデメリット

メリットについて一通り確認したところで、次はデメリットにも迫ってみましょう。

ここでもやはり「費用」や「サービスの質」といった項目が注目点になってきます。

費用が割高

前述したようにディーラー車検だと費用が割高になってきます。

「品質」を重視するのか「費用」を重視するのか、人によって考え方は変わるでしょう。

ですが、車は人の命を預けるもの。もし余裕があれば「品質」を重視することで安全を取る方がベストといえます。

民間整備工場車検の方が安くなる場合、多くが「予防整備」にあたる項目を削っているでしょう。

車検をクリアするためだけの点検なのか、車検以外もサポートするのか、どちらを重視するかで違いが出ます。

作業は外注になる場合も

ディーラー車検の場合、その場で作業することができない場合があります。

作業できる工場へと外注すると、所要時間が延びてしまうのがデメリットです。

パーツの取り寄せが必要になれば多少日数も長くなります。

数日は要すると見越して、代車を借りる前提で車検に出しましょう。

営業マンとの相性がある

「品質」や「信頼」を重視すると、やはり営業マンとの相性がサービスの満足度を左右します

一度相性の良い営業マンと出会うことができたらずっと頼ることができるでしょう。

ですが、疑問に思うことや不信感が湧くようでしたら、思い切って別のディーラーに当たってみるのも手かもしれません。

また、次々とサービスを追加されてしまう時は、しっかりと営業マンに必要性を確認することで、納得いく決断ができるはずです。

費用の内訳・仕訳は?

ここまでトータルの車検費用をもとに比較しました。

場合によってはかなり高額になるこれらの費用は、どんな内訳・仕訳なのでしょうか?

内訳・仕訳を知ろう

車検を少しでも効率よく通すためにはまず、内訳や仕訳を知る必要があります。

必ず必要な費用と変動の余地がある費用、この2つを知り、見積もり内容を精査できるようにしましょう

法的費用と車検基本料

法律で義務付けられた費用を法的費用といいます。この費用は必ずかかってくるので、最低限のコストとして考えましょう

次に、法的費用を除いたものをまとめて「車検基本料」といいます。

前述した車検を受ける場所や業者によって大きく変わってくるので、自身の要望に合わせた業者を選ぶのがおすすめです。

法的費用の仕訳

法的費用の内容としては以下の3つです。

  • 自動車重量税
  • 自賠責保険
  • 印紙代

自動車重量税は車両の種類や重さ、経年数、減税制度の有無によって大きく金額が変わり、0円~75,600円まであります。

自賠責保険は誰もが加入する義務を持つ強制保険です。加入月数で金額が変わります。

最も多い2年更新で換算すると軽自動車が25,070円、普通車が25,830円です。

そして最後の印紙代は国に点検を行って貰う手数料。車両の種類などで変わりますが、いずれの場合も1,000円台で収まります。

単純計算しても法的費用だけで約26,000円~77,000円は必要になるでしょう。

車検基本料の仕訳

車検を受ける場所次第で大きく変わってくのが車検基本料。

仕訳としては以下の内容が主です。

  • 基本点検技術料
  • 整備技術料
  • 部品、油脂代金
  • 代行手数料

基本点検技術料とは、簡単にいうと車検を通すための点検費用です。国の定めた点検項目をクリアする必要があります。

代表的な項目としては、ステアリング装置、ブレーキ装置、走行装置、サスペンション、動力伝達装置、電気装置、エンジン、ガス等の発散防止装置などをここで確認します。

整備技術料は文字通り「技術力」に対して支払う料金です。業者によって変動するアバウトな費用ともいえるでしょう。

高い場合にはその価格に見合った品質が望めるといえます。また、安い場合は価格の範囲内のサービスが提供されます。

次は部品、油脂代金です。こちらは部品交換をしたり実際に整備した際に必要になった油脂の費用

どの程度の整備が必要かどうかによって変動します。

最後が代行手数料です。これは車検の作業や手続きを代わりに行う「代行業務」に対する手数料です。

前述したユーザー車検では自身で全てを行うため、この代行手数料がかかりません。

業者に依頼する場合は労力が無くなる分、手数料を支払うことになります。

車検基本料に追加するサービス

前述したディーラー車検の特徴ともいえる「予防整備」。より安全性を求める目的で、車検基本料に追加するサービスです。

言い換えれば「基本点検技術料」をアップグレードするイメージになります。

それ以外の項目は、民間整備工場車検を選んだ場合もディーラー車検を選んだ場合も共通です。

さらに、車検に出す車の引取・納品手数料や代車を借りる費用も追加されるでしょう。

費用と要望のバランスを見て選ぶと、満足度の高い内容になりますね。

まとめ

依頼する場所や業者によって大きく費用が変わる車検。

「高い」「安い」からといって優劣はなく、どちらもメリットデメリットを持っているといえます。

今回は費用の高さに注目してしまいがちなディーラー車検の内容にスポットライトを当てました。

自身の余裕や重視する項目に合わせて、最も納得できる方法を選びましょう

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