新品より、何度が走行したスタッドレスタイヤの方が性能を発揮する!?
タイヤを使用するにあたって新品の方が性能を発揮すると思っている方も多いのでは。スタッドレスに関しては何度か走行した方が滑りにくくなるともいわれています。今回はその理由と一緒に「チェーン装着規制」の豆知識も紹介しています。
「新品のスタッドレスタイヤ」と「何度か走行したスタッドレスタイヤ」
どちらの方が性能を発揮すると思いますか?
私なら、迷わず「新品のスタッドレスタイヤ」と答えてしまうだろう。
しかし、スタッドレスタイヤは何度か走行した状態の方が性能を発揮するのだ。
みなさんは、
「洗顔後、新品のタオルで顔を拭いたが全然水分を吸い取らない。。。」
といった経験はないだろうか。
こ新品のタオルには、パキッと張り感を出すため、
糊などのコーティングがされている場合が多いのだ。
スタッドレスタイヤも同様、
新品のタイヤの表面には、製造過程上「薄いゴムの膜」がついている。
その為、この状態では最大限性能を発揮出来る!
とは言い難いのだ。
もちろん、格段に性能が落ちるわけではなく、そのまま走行しても問題はない。
しかし、最大限に性能を発揮させるためには、
新品のタイヤで何度か走行し、「薄いゴムの膜」を除去しておく必要があるということだ。
せっかく買ったスタッドレスタイヤ。
安全に雪道を走行するには、この一手間を惜しまないのがポイントと言えるだろう。
全輪スタッドレスタイヤを装着する!
「駆動輪の前輪だけ、スタッドレスタイヤにすれば大丈夫なのではないか。」
とい意見をよく耳にすることがある。
確かに、
「駆動する前輪さえスタッドレスタイヤにすれば滑らない」
という考えも分からなくもない。
しかし、この考えが一番危険なのである。
そもそも、スタッドレスタイヤとノーマルタイヤは性能が異なる。
その性能の違いにより摩擦力に差が生じ、走行時の安定性が失われてしまうのだ。
よーく考えてみて欲しい。
みなさんも、
「右足にスニーカー、左足にスノーブーツ」
を履いて歩くのは不安定で歩きづらくはないだろうか。
車も同様、性能の違うタイヤを履くのはとても走りづらいのだ。
せっかく購入したスタッドレスタイヤを無駄にしないよう、
タイヤを交換する際は、必ず全輪(4輪)履き替えをオススメする。
【豆知識】全車両チェーン装着規制には要注意。
高速道路で度々見かける「チェーン装着規制」の文字。
「チェーン装着規制」の場合、
スタッドレスタイヤを履いている車は対象外なのだが。。。
油断は禁物!
「全車両チェーン装着規制」の場合は、
スタッドレスタイヤを履いている車も、
チェーンを装着しなければ走行することが出来ないのだ。
遠出をする際、
「スタッドレスタイヤを履いているからチェーンは準備しなくても大丈夫!」
と思っていると。。。
「思わぬところで足止めを食らってしまった。」
ということにもなり兼ねないのだ。
備えあれば憂いなし。
いざという時も安心して雪道を楽しむことが出来るよう、
常に車内ににチェーンを準備しておくのがベストだ。
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