公開日:2017.03.31 更新日: 2019.01.10

【燃費向上対策まとめ】エコタイヤなら運転技術に関係なく向上可能

エコタイヤと燃費向上対策について紹介しています。運転技術に関係なくガソリン1リットルで走行距離を長くするにはどうすればいいのか。安いガソリンスタンドを探して最寄りよりも30分以上かけて給油するのはもう終わりです。

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維持費やパーツやグッズの買い足しなど、
車は最も家計を圧迫する原因の一つです。
最近では、
「安いガソリンスタンドを選び、最寄りよりも30分以上かけて給油しに行く」
人も多いです。
安いガソリンスタンドへ行くために、
余計な時間やガソリンを使っているわけです。
これでは、節約なのか浪費なのか分かりません。


そこで少しでも燃費を節約したい方の為に、
軽自動車、軽トラックなど全ての車に対応可能な
「エコタイヤ」について
ご紹介していきたいと思います。

そもそも燃費の定義は?

走行距離に対するガソリン(燃料)の消費率を「燃費」と呼びます。
基本的に自動車の燃費は
「ガソリン1リットルでどのくらいの距離を走れるか?」
で表されます。


例えば1リットルで10km走れる場合は
「リッター10km」という表現をします。
一定の距離を走っても車種によってガソリンの消費率は異なり、
ガソリンの減りが少ない車は一般的に”燃費が良い車種”と認識されます。
燃費の良い車を買うのが一番ですが、
他の車をすでにお持ちの人でも
「エコタイヤ」を使えば、燃費を大幅に向上させる効果を持っています。
エルグランド、オデッセイ、エスティマ、カブなど
ほとんど全ての車に装備可能です。


以下では、「エコタイヤ」について
詳しく説明していきます。

燃費向上はガソリン自動車の大きなテーマ

自動車開発の歴史は燃費を向上させることが大きなテーマとなっていました。
日本の自動車製造技術が世界的に見ても優秀であると認知されているのは、

日本車の燃費の良さが大きな要因となっています。

 

これは、日本のインフラが安定しており、
道路整備もしっかりしていて悪路が少ないという好条件も大きな要因かもしれません。

燃費の良し悪しはエンジンなどの内部構造に依存するものだと考えがちですが、
運転の仕方によっても多少は左右されます。


エンジンの吹かしすぎや車間距離を近くして
急な減速と急加速を繰り返すような、ちぐはぐな運転だと燃費は悪くなります。

これらは運転技術の問題なので運転歴を重ねることで
アクセル操作や、自然と燃費に優しいアイドリングストップなどの
運転テクニックを身につけることが出来ると考えます。

 

また、オイル交換をせずにエンジンオイルが汚れていることや
エアコンを浪費すること、荷物をたくさん乗せて車を重くすることなども
燃費を悪化させる一つの原因です。

そして意外と知られていないのが、
タイヤによっても燃費が変わってくるということです。

 

燃費向上のヒントはエンジンだけではない。タイヤにもある

自動車のタイヤは取り換えが可能であり、
タイヤはタイヤメーカーが製造、販売しています。

そのため車種によって決まったタイヤはありません。
その車種に取り付け可能な規格のタイヤであれば
どのタイヤメーカーのタイヤでも使用可能です。

 

タイヤは走り続けるとどんどんすり減るため消耗品といえます。
すり減った状態のタイヤで走り続けるのは
ブレーキの利きが悪くなるため危険です。

ちなみに通勤などで車を使い、
毎日ほとんど同じコースを走っていると
4つのタイヤもすり減りの度合いに差が生じてきます

このため定期的にタイヤの取り付け位置を変更するのが
タイヤの寿命を長持ちさせるコツの一つです。

 

また空気圧をチェックし、タイヤを最適な状態にしておくことも重要です。
タイヤもタイヤメーカーによって品質はピンキリであり、

いわゆる一流品のタイヤは
地面を効率よく転がるためにすり減りも少なく、
自動車の走りを良くします。

結果として燃費の向上に一役買う存在となるのです。
タイヤは消耗品のため、安全面を考慮して名の通ったメーカーを選びつつも、
なるべく安価な製品を選びがちです。
しかし多少高価でも品質の良い一流品を使用すれば燃費向上にも繋がるのです。

 

【エコタイヤの効果は?】効率よく走行させるのがポイント

タイヤの性能で燃費向上を目的に開発されたのが「エコタイヤ」です。
エコといえばエコカーという言葉がありますが、

エコカーとはエンジンの排気量を抑え、
CO2の排出を少なくした、環境に優しい自動車のことです。

 

エコタイヤは環境面に考慮したわけではなく、
使用することで自動車の走りを向上させ、
結果的にその車種の燃費のパフォーマンスを向上させるタイヤのことです。

エコタイヤを使用することで燃費が良くなるということは、
結果としてガソリンやガソリン代節約、エンジン出力の節約となり、
間接的にエコロジーに繋がるため
エコタイヤという呼び方も間違いではないかもしれません。

 

エコタイヤは”転がり抵抗”を向上させたタイヤ

自動車が走るときに、
タイヤは「たわむ」のと「元の形状に戻る」
という動きを繰り返しています。

転がり抵抗とはその繰り返しの動きによって、
タイヤと路面の摩擦で生じるエネルギー損失のことです。

わかりやすく説明すると、
坂道の上からエンジンを切った状態の自動車を惰性で走らせ、
自然に停止する距離が長いほど転がり抵抗が少なく、
”転がり抵抗”が優秀なタイヤといえます。

転がり抵抗が少ないほうがよく転がるということです。

それは地面とタイヤに生じる摩擦が少なく、
少ないエネルギーで良く転がることを意味します。

 

結果としてタイヤのすり減りは少なくなり、
自動車の燃費の向上につながるというわけです。

JAFの実験で、周回コースを時速80 km /hで50 kmの距離を走行したところ、
標準のタイヤの場合は燃費がリッター16.7 kmに対し、
エコタイヤはリッター17.6 kmという結果が出ました。

エコタイヤにすると同じ車種でも1リットルのガソリンで
約1kmの走行距離が伸びるという実験結果です。

これは約5%の燃費向上です。

 

しかしこれは周回コースでの実験のため、
信号や渋滞の多い一般道での場合、
実験データーよりも燃費は低下すると考えらえます。

つまりエコタイヤに換えても燃費の向上はわずか5%未満という捉え方もあります。
エコタイヤに換えても劇的に燃費が向上するわけではないと考えるべきでしょう。

 

転がり抵抗が少ないということは
ブレーキの利きが悪いのでは?と思うかもしれませんが、
これは実験の結果、たしかにエコタイヤのほうが停止するまでの距離は伸びてしまいますが、
標準タイヤと比べてブレーキの利き方が一定になるため、
ブレーキを踏んだ時の安定感、安心感は標準タイヤよりも上である、
という意見が多かったようです。

 

エコタイヤは標準タイヤと比べると価格が上がりますが
燃費の向上に一役買ってくれる存在です。

その効果は絶大というわけではありませんが、
マイカーの燃費を向上させる方法を考えた場合、
タイヤ交換の有効な選択肢の一つになるということは
覚えておいて損はありません。

 

タイヤ交換とメンテナンス、
そして燃費効率の良いエコドライブをすることで、
燃費の良いカーライフを送ることができるでしょう。

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