タイヤレバーって何?タイヤ組み換えの必需品!使い方を徹底解説
タイヤレバーは組み換えの必須品として車の整備には欠せません。パンクや劣化でディーラーやカー用品で履き替えを行うときにホイールを取り外す道具なので、業者に頼まず自分で行えるので費用を抑えることが可能です。
新しいタイヤを購入する際、
一般的にはディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで
交換作業まですべて行ってもらうというのが定番です。
しかし最近ではネット通販などの台頭により、
タイヤそのものを大幅に安い価格で購入できるようになりました。
そして、工賃節約のために、
タイヤの組み換え作業まで自分でできないか?と考える人も少なくありません。
そこで重要なのが「タイヤレバー」というツールです。
聞き慣れない人も多いと思いますが、
今回はタイヤ組み換え作業で重要なタイヤレバーについて
解説していきます。
目次
タイヤレバーとはホイールを取り外す道具
タイヤレバーというツールを耳にしたことのある人は
あまり多くないかもしれません。
多くの人はタイヤがパンクしたり劣化した場合、
ディーラーやカー用品店でタイヤの履き換えを行っていると思います。
夏タイヤから冬タイヤへの交換のように、
ホイールがついている状態のタイヤを交換する場合、
作業はそれほど難しくないため自分で行う人も多いです。
しかし、タイヤをホイールに組み込む作業は専用の器具も必要なため、
自分で組み込みの作業まで行う人は多くありません。
タイヤレバーとは、
タイヤをホイールから取り外す際に必要な器具です。
棒状の工具で、カー用品店やホームセンターなどで
1,000円から2,000円程度の価格で購入することができます。
このタイヤレバーがあれば
タイヤの組み換え作業は1人で行うこともできるのですが、
組み換えが完了したタイヤはホイールバランスの調整を行う必要があります。
タイヤレバーを使ったホイール組み換え組み換えの方法
タイヤレバーがあれば自宅でもホイール組み換えを行うことができます。
まず、古いほうのタイヤに入っている空気をすべて抜きます。
エアバルブの中心部分にある突起を押すと、
時間はかかりますが簡単に空気を抜くことができます。
次に、ホイールとタイヤを固定しているビードとよばれる部分からタイヤを外す作業に移ります。
非常に固く固定されていることが多いため、
タイヤのサイドウォールの部分に体重をかけるとスムーズに取り外しが可能となります。
タイヤとホイールのリムの間に隙間が出てきたら、
そこにタイヤレバーを入れてホイールからタイヤを剥がすようにして取り外します。
ホイールからタイヤを取り外したら、次は新しいタイヤを装着します。
ここで問題となるのが、空気を充填する方法です。
ガソリンスタンドにある空気を入れる機器はあくまでも空気圧の調整という目的であるため、
一度に大量の空気を充填することができない場合が多いです。
また、自転車用の空気入れで充填することは空気圧の調整が難しく、
あまりおすすめできる方法ではありません。
持ち込みタイヤを交換してくれるショップ等があればベストですが、
事前に作業が可能であるか確認しておきましょう。
タイヤ組み換えにかかる費用
タイヤの組み換えを業者へ依頼した場合、
どの程度の費用がかかるのでしょうか。
まず、タイヤを交換する作業にはいくつかのパターンがあります。
ホイールへ組み込んであるタイヤをそのまま交換する作業のことを
一般的には「脱着」といいます。
タイヤのサイズや作業を行う店によって工賃はまちまちですが、
おおむね1本あたり500円から1,000円程度の費用がかかります。
ホイールナットがきつく締まっている場合や、
ジャッキアップが難しいカスタム車のタイヤ交換を行う際におすすめです。
次に、現在使用しているホイールはそのままに、
タイヤのみを入れ換える作業を「組み換え」といいます。
タイヤが古くなったりパンクした際など、
タイヤそのものが使用できなくなった場合に行われることが多いです。
この場合の工賃も500円から1,000円程度の店が多いですが、
インチアップホイールなど極端な大径ホイールの場合、
追加料金が発生することがあります。
また、タイヤの組み換えを行った際には必ず「バランス調整」が必要です。
これも1本あたり500円から1,000円程度の費用がかかります。
したがって、タイヤを新しいものに変える際には
「脱着」、「組み換え」、「バランス調整」の作業が必要であるため、
業者へ作業を依頼した場合は
4本で6,000円から12,000円程度の工賃がかかるということになります。
工賃節約のため、なかには組み換えとバランス調整のみを行ってもらい、
脱着のみを自分で作業するという人も少なくありません。
タイヤレバーは費用を抑えたい人の必需品
インターネット通販をはじめとして、
現在はさまざまな方法でタイヤを安く購入することができる時代です。
しかし、せっかく安く購入できたとしても
工賃が通常よりも高くついてしまうことも少なくありません。
今回ご紹介したタイヤレバーは、
タイヤ組み換えの費用をできるだけ安く抑えたいという人にとって必需品のツールです。
ぜひ参考にしてみてください。