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タイヤを知る

あなたのそのタイヤの知識、本当に合っていますか?
間違った知識のままだと損をしてしまう、なんて可能性も。
正しいタイヤの知識を身につけ、楽しいカーライフを手に入れましょう。

タイヤのリサイクルの仕組みを解説!

2018.12.25 (Tue)

タイヤは消耗品です。残り溝が 1.6 mm 以下になるとスリップサインが現れ、車検を通らなくなります。また、スリップサインが現れた状態では道路交通法に違反した状態となるため、安全面でも法律面でもタイヤ交換が必須となります。

摩耗して使えなくなったタイヤについては、買い換えの際にカー用品店やガソリンスタンドなどで引き取ってもらうことがほとんどでしょう。では、引き取られたタイヤはどのように処分されるのでしょうか?

実は、近年ではタイヤのほとんどがリサイクルされ、燃料や再生タイヤとして生まれ変わっています。今回はエコロジーがちょっと気になる方に向けて、タイヤがリサイクルされる仕組みをご紹介します。

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驚きのリサイクル率

JATMA(日本自動車タイヤ協会)の発表によれば、2017年において日本国内で発生した廃タイヤのリサイクル利用量は、93%と高い割合になっています。2016年は91%だったそうですから、リサイクル率は年々向上しているようです。

タイヤは一般のごみとして回収してもらうことはできず、産業廃棄物として扱われます。産業廃棄物といえば埋め立てられる、というイメージをお持ちの方も多いでしょう。ですがタイヤに限って言えば、廃棄物として埋め立てられる割合はたかだか1%程度と、とても低い割合となっています。

なぜこれほどタイヤのリサイクル率が高いのでしょうか。リサイクル製品として利用される目的の割合を見てみましょう。

JATMAの発表内容によれば、国内で発生した廃タイヤのうち、燃料としてリサイクルされている割合が実に65%と、全体の過半数を占めています。つまり廃タイヤの半数以上は小さく切断・破砕され、石炭や石油などの代わりに燃料として用いられているのです。

タイヤの原料のうち、およそ60%は石油に由来するものです。適切な処理を行えば、安定した燃料として利用することができます。廃タイヤを燃やした際に得られる熱は、軽油や重油などの石油製品と同じくらいだそうです。

燃料としてリサイクルされたタイヤがどれほど効率の良いエネルギー源であるかは、容易に想像いただけることでしょう。タイヤが燃料として扱われるようになったのは1990年頃のことだそうですが、2018年現在においては燃料に変えるための廃タイヤが日本国内から調達しきれず、海外からわざわざ廃タイヤのチップを輸入するほど普及したリサイクル手法となっています。

廃タイヤを燃やしてしまう、というのは一見するとエコロジーではないように思えるかもしれません。ですが、タイヤをリサイクルして燃やす分だけ、他の化石燃料を使わずに済むため、結果的に温室効果ガスのひとつとして注目されているCO2(二酸化炭素)の排出を抑えることができます。

また、単純に埋め立ててしまうとタイヤに含まれる様々な化学物質が環境に溶け出してしまう可能性があります。ですが、適切な設備を持つ焼却炉で燃やした場合、熱エネルギーを得られるだけでなく、燃えかすや煤じん(すす)といった最終的な廃棄物さえも別の目的に利用することができます。

このように廃タイヤを燃料として利用することで、環境に配慮しながらタイヤの材料を全てリサイクルの過程で使い切ることができます。

ただし、一般のご家庭でタイヤを燃やすことは厳禁です。タイヤには様々な化学薬品が配合されているため、排煙や燃えかすを適切に処理できる施設で燃やさないと、かえって環境に悪影響を与えてしまいます。

多くのカー用品店では、タイヤを交換する際の工賃には古い製品の処分料も含まれています。一般人が廃タイヤを産業廃棄物として処分しようとすると高額になってしまいますから、安く処分してもらえるうえに環境貢献もできる、と考えた方が建設的でしょう。

他にも色々リサイクル

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タイヤの原料はゴムだけではありません。カーボン、鉄鋼、線維製品など、様々な原料が使われています。すり減って役目を終えたタイヤも、見方を変えれば原材料の宝庫なのです。したがって、タイヤから取りだせる様々な材料についてリサイクル手法が研究されています。

例えば、電機製品に多く用いられているコンデンサという部品に、タイヤから抽出したカーボンを利用するという研究成果が2016年に福岡工業大学から提出されています。リサイクル品の性能についても、条件によっては従来の市販品とさほど変わらないものが得られるようです。

もちろん、すり減ったタイヤを新品同然に生まれ変わらせる技術もあります。タイヤの骨格であるカーカスが良好な状態にある場合は、表面(トレッド)を張り替えることでリユースすることができます。

性能についても、製造工程において厳しくチェックされるため、イチから製造した新品とほとんど変わりません。特に消耗が激しいトラックやバスなどのタイヤにはリユース製品も用いられているようです。

タイヤからカーカスやベルトなどの部品を取り除き、残ったゴムを細かく粉砕したものは再生ゴムと呼ばれています。運動公園などの歩道は、車が通るアスファルトよりやや柔らかい素材が使われていることにお気づきの方もいらっしゃることでしょう。

そう、実はあの柔らかめの歩道には、廃タイヤから取りだした再生ゴムも用いられているのです。他にも、この再生ゴムは水をよく通す舗装材として用いられたり、人工芝の材料として用いられたりと、多様な使われ方をしています。

また、タイヤを燃やした際の燃えかす、いわゆる灰についても、コンクリートの材料であるセメントとして利用したり、着色剤として利用したりと、様々な利用方法が実施されています。

ひと昔前は石油製品を燃やすとダイオキシンが発生する、などと言われ、避けられていたものですが、実のところダイオキシンは「塩素を含む物質が不完全燃焼した際に」発生する物質です。

車の排ガスを思い出してください。昔はマフラーから黒く煙が吹き出ていたものですが、現在ではフィルターや触媒の進化によって、有害物質はほとんど出なくなりました。焼却炉も同様に、適切に燃焼させ、適切な排煙処理を行うようになっています。

まとめ

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今回はタイヤがリサイクルされる仕組みをご紹介しました。国内で発生した廃タイヤのうち、なんと93%がリサイクルされています。

リサイクルの用途としては、主に燃料として利用することが多いようです。元々は石油製品ですから、燃料として使用することで、結果として石油の使用量を抑えることができます。現在では国内からの廃タイヤだけでは燃料を調達しきれず、海外から輸入するほどに重要な燃料資源として利用されています。

表面がすり減っても、骨格が十分な強度を保っているタイヤは表面を張り替えることでリユースすることができます。特に走行距離が長いため表面の消耗が激しいトラックやバスについては、厳密な品質検査をクリアした製品が、新品と同様に利用されています。

また、タイヤは様々な材料を組み合わせた製品です。すり減って利用できなくなっても、別の業界からすれば原材料の宝庫と言っても過言ではありません。再生ゴムとして生まれ変わり、柔軟性のある舗装材や人工芝として活用されています。

廃タイヤを燃やした後に残る灰についても、セメントの原料として用いられたり、着色剤として用いられたりと、実に様々な使われ方をしています。

タイヤ交換の際、カー用品店などに引き取られたタイヤは様々な形でリサイクルされ、私たちの生活を支えてくれています。

タイヤ通販サービスのタイヤフッドでは取付店舗を指定してタイヤを交換できますが、このときの工賃にはタイヤの処分料も含まれています。処分された製品の9割以上がリサイクルされていますので、エコロジーに関心をお持ちの方にも安心してご利用いただけます。

この記事を書いた人

編集者編集者
TIREHOOD MAGAZINE編集部

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