タイヤホイールを洗浄してピカピカに! 誰でも簡単にキレイにできる洗い方
タイヤのホイールが汚れる原因を知り、正しい洗浄方法を学びましょう。洗い方はとても簡単で、必要な道具は、カーシャンプー、鉄粉除去剤、コーディング剤、スポンジがあります。自己責任ですが、マジックリンやサンポールも使えます。
走行しているうちに汚れてしまい、放置しておくと黒ずみ、錆ついてしまうタイヤホイール。
実は簡単な方法でピカピカにすることができます。
ここではホイールが汚れる原因を知り、正しいホイールの洗浄方法を学びましょう。
といっても、洗い方はとても簡単。
知っておくと空いた時間にサッと洗浄できるので覚えておいて損はないと思います。
また、おすすめのホイールクリーナーも紹介するので参考にしてみてください。
目次
ホイールが汚れる原因
タイヤホイールは気がつくといつの間にか表面に汚れがこびりついています。
この汚れの主な原因は、ブレーキを踏んだときにブレーキパッドが擦り減ってできるブレーキダストと呼ばれる屑です。
このブレーキダストが付着した状態を放置してしまうと、ブラシで擦っても落ちない頑固な汚れとなり、錆つきの原因にもなってしまいます。
欧州車は日本車に比べてその量が多いため、ブレーキダスト汚れもさらにひどくなります。
酸性クリーナーのような強い洗剤でゴシゴシ擦ってしまうとホイール自体を傷つけてしまい、輝きを失って変色してしまうことがあるので、後述する洗浄方法を参考にしてこまめに洗いましょう。
ホイール洗浄に必要な道具
まずはホイールをきれいに洗うために必要な道具を確認しておきましょう。
カーシャンプー
通常のカーシャンプーです。
ボディの洗車と同様に泥汚れやしつこい油汚れを泡で浮かせ、カーシャンプーで洗い流しましょう。
鉄粉除去剤(ホイールクリーナー)
頑固なブレーキダストを除去するために必要なスプレータイプの薬剤です。
弱アルカリ性のホイールクリーナーから酸性マルチクリーナーなど様々な種類のものがありますが、この記事ではおすすめのホイールクリーナーを最後にご紹介します。
コーティング剤
最後の仕上げにコーティング剤を塗っておくことで、ツヤのあるホイールを長持ちさせることができます。
スポンジ
汚れを落とすために欠かせないスポンジ。
頑固な汚れはホイールクリーナーで浮かせてから洗浄するので、できるだけやわらかいスポンジを選ぶとよいでしょう。
かたいブラシでゴシゴシ擦るのはホイールを傷める原因となります。
ホイールの正しい洗い方
ホイールを洗う手順をまとめていきます。
なお、走行直後のタイヤおよびホイールは熱くなっている場合があるため、冷めたことを確認してから洗うようにしてください。
手順1・カーシャンプーで洗い流す
まず、カーシャンプーを使用してホイール全体を洗い流してください。
洗浄せずに汚れが残ったままスポンジやブラシで擦ろうとすると、ホイール表面の塗装を傷つける可能性があるのでしっかり洗いましょう。
ホイールの裏側も実は表側よりブレーキダスト量が多いので、細いブラシなどを使って手の届く範囲で掃除を行いましょう。
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ここでもかたいブラシでゴシゴシ擦る必要はなく、やわらかいスポンジで優しく洗浄しましょう。
手順2・ホイールクリーナーで汚れを落とす
次はホイール全体にホイールクリーナーを吹きかけます。
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作業後、およそ5分間放置すると、液剤が鉄粉に反応してブレーキダストが紫色に変色します。
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水で流しながらやわらかいスポンジで細かい部分まで汚れをかきだしてください。
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頑固なブレーキダストが落ち、さらに見違えるほどきれいになります。
手順3・コーティング剤を塗る
洗浄が終わったら、乾いたタオルで水分をしっかり拭きとってください。
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コーティング剤を塗って仕上げましょう。
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コーティング剤を塗っておくことで、汚れが付きにくくなると同時に撥水効果もあるため水洗いだけでも汚れが流れやすくなるというメリットがあります。
おすすめのホイールクリーナー
それでは最後におすすめのホイールクリーナーをご紹介します。
SONAX(ソナックス)エクストリーム ホイールクリーナー 230200
内容量:500mL
価格:オープン価格
(Amazonおよび楽天市場では1,000円~1,500円で購入できます)。
商品概要
SONAXはドイツ老舗のカーケミカルブランドです。
SONAXのホイールクリーナーは素材に優しい成分で構成され、ホイールを傷めずに頑固なブレーキダストを洗い流す洗浄力をもっています。
またSONAXエクストリーム ホイールクリーナーは、アルミ・メッキ・鉄といったさまざまなホイールに使用することができます。
おすすめの理由
数あるホイールクリーナーの中から、SONAXの商品をおすすめするのには2つの理由があります。
1.ホイールが変色しにくい
ホイールクリーナーは鉄粉除去成分が強く、素材そのものが変色してしまうケースがあります。
しかしSONAXのホイールクリーナーは、素材に優しい成分で作られているためホイールを傷めず変色しにくいというメリットがあります。
2.ドイツ製であること
ドイツにはアウトバーンが存在することは有名です。
時速200km程で走行している状態からブレーキングによって減速する状況が当たり前に起こるドイツでは、車体に装備されているブレーキパッドがやわらかい素材で作られています。
そのためブレーキダストの蓄積が多く、ホイールが汚れやすくなります。
つまり、ホイールの汚れやすさに対応してクリーナーの「汚れを落とす力」も強いといえるのです。
SONAXのホイールクリーナーが高い洗浄力をもっているのは、こうした背景があるからだと考えれば納得ではないでしょうか。
あったら便利!洗浄の小道具
①奥まで洗えるブラシ 400円~500円程度
②ホイールスポンジ 300円~400円程度
③拭くだけで汚れが落ちるホイール専用シート 500円~700円程度
④トラップ粘土 600円~2000円程度
マジックリンやサンポールでの代用は自己責任で
車用の洗剤の使用をお勧めしていますが、中性洗剤としてマジックリン、酸性クリーナーとしてサンポールを使うことは値段もお手頃で手に入りやすいのでとても便利です。
洗浄力が強く、効果的に洗うことができる反面、車の洗浄用ではないため、かなり強い酸を有するので扱いには下記の注意が必要です。
使用の前に手に薬剤がつくのを防ぐためにゴム手袋を装着してから作業を行いましょう。
これらを使用する前にしっかり水で洗い流し、洗剤が残らないようにしましょう。
また攻撃性の高いものなので、あらかじめ目立たないところで変色しないかを確認してから使用してください。
サンポールの使用時は液を直接かけずに必ず筆に垂らしてダスト汚れのある部分だけを塗るようにしましょう。
そのあとのすすぎも念入りに行いましょう。
扱いが難しく変色しない保証はできないため、使用する場合は自己責任でお願いします。