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タイヤを知る

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正しいタイヤの知識を身につけ、楽しいカーライフを手に入れましょう。

タイヤのバースト、皆さんは大丈夫?

2019.04.18 (Thu)
burst tire on the road

burst tire on the road

タイヤのトラブルで最も多いのがパンクです。カーフロンティア社の調査によれば、新品タイヤを購入したのち、三年以内にパンクを経験した方は実に54%と半数以上にのぼります。

一口にパンクといっても、穴の形状や大きさ、穴が空いた部分などによってその後の対処方法も変わってきます。特に多いのは釘などの異物を踏んだことによるパンクで、パンクの原因の78%を占めています。

一方、実はパンク以上に危険なのが「バースト」とよばれるタイヤが破裂して走行不能となってしまうものです。タイヤが損傷を受けるという点ではパンクに似ています。ですが、パンクは修理できる場合があり、バーストは修理さえできないほどタイヤに大きなダメージを受ける、という点で大きな違いがあります。

そもそもタイヤのバーストとはどのような原因によって発生するのでしょうか。また、万が一、走行中にタイヤがバーストしてしまった場合どのように対処すれば良いのでしょうか。今回は、タイヤのバーストについて原因から対処法までご紹介していきます。

タイヤのバースト、その原因は?

タイヤに関するトラブルの中でも、最も大きなダメージを受ける「バースト」。直訳すると「破裂」となります。その名の通り、バーストとはタイヤが裂けるように破裂して走行不能となってしまう現象です。ちょっと検索してみると、バーストによって目を疑うような損傷を受けたタイヤの姿を見ることができます。

タイヤの「パンク」は空気が徐々に漏れ出ていくというものに対し、「バースト」はあるとき突然破裂して走行不能となるものです。タイヤが損傷を受けるという点では似ていますが、パンクとバーストは全く別の現象であると認識しておきましょう。

バーストの原因には様々なものがありますが、最も多い原因は、タイヤの空気圧が低すぎる状態で高速道路などを長時間走行して起きるというものです。

輪ゴムで遊んだ経験はあるでしょうか。何度も輪ゴムを伸び縮みさせると、やがて輪ゴムのどこかに亀裂が入り、ちぎれてしまいます。タイヤの空気圧が低いと、同じような現象がタイヤのゴムにも発生します。

タイヤの空気圧が低すぎる状態で高速走行すると、これと同じような状態が発生します。具体的には、タイヤ側面のゴムが波打つようにたわみます。これはバーストが発生する直前に起こるスタンディングウェーブ現象と呼ばれるもので、動画や写真を調べてみると、文字通りタイヤのゴムが波打つ様子が分かります。

検索すれば容易に見つかるため、興味をお持ちになった方はぜひ「タイヤ バースト」などの語句で画像や動画を検索してみてください。 スタンディングウェーブ現象が発生すると、タイヤが常に変形し続けるため、タイヤの側面、サイドウォールと呼ばれる部分に大きな負担がかかります。

波打っている部分は輪ゴムを伸び縮みさせるのと同じ状態になり、やがてどこかに亀裂が入り、いっきに破裂します。これがバーストです。

一般に、タイヤの空気圧は一ヶ月に一度ほどの頻度で点検することが望ましいとされています。高速道路を走行する予定がある場合は特に、ガソリンスタンドなどで空気圧をチェックしましょう。

他のバーストの原因として、タイヤの経年劣化によってゴムが硬化しているというケースがあります。自然に使用しているだけでもタイヤは徐々に劣化していきます。

また、太陽光に含まれる紫外線、雨水に溶け込んだ様々な化学物質、路面の凍結を防ぐためにまかれる塩化カルシウムなど、タイヤの劣化を招く要因は様々です。

ゴムが硬化すると、表面にヒビや割れが生じて脆くなります。やがてタイヤ内部のまで劣化と亀裂が進行していくと、あるとき突然タイヤがバーストしてしまうのです。タイヤの劣化は避けられないものですが、日頃からタイヤの状態に気をつけ、命取りになる前に交換すれば問題はありません。

さらに、全ての自動車には積載量(積んで良い荷物の重量)が決められています。積載量を大幅にオーバーした状態で走行すると当然のことながらタイヤに大きな負担がかかります。

過大な重量によってタイヤが押し潰され、空気圧が不足しているのと同じ状態になるため、これもまたスタンディングウェーブ現象、ひいてはバーストを引き起こす原因となります。 現在の道路交通法においては、普通自動車の場合、総重量5,000kg(5トン)、積載量3,000kg(3トン)が上限となっています。

普段の生活でこの重量を上回ることはまず無いと思われますが、空気圧が不足している状態で普段より多くの荷物を積みこんだり、多くの人を乗せているとき、ハンドルが重くなったりカーブを曲がるときにふらつきを感じることがあります。

このようなときにはタイヤが重量を支えてきれていない可能性が高く、スタンディングウェーブ現象が起きやすくなります。安全な場所に移動し、可能ならタイヤの専門家がいるガソリンスタンドなどへ相談しましょう。

もうお気づきかもしれません。パンクは異物を踏んでしまうなど、偶然の要素が大きく影響しています。一方で、タイヤのバーストは日々の点検やメンテナンス、正しいルールを守ることで防ぐことができるものです。詳細は後ほど述べるとして、次はバースト時の対処について解説していきます。

タイヤがバーストしたらどうすればいい?

日々のメンテナンスを心がけていても、人間は忘れる生き物です。メンテナンスの切れ目が生じてしまう、ということはありえるでしょう。また、自分がメンテナンスをしていないクルマ、例えばご友人のクルマを代わりに運転するというケースもあるでしょう。

では、万が一、走行中にタイヤがバーストしたらどのように対処すべきなのでしょうか。

まず、タイヤがバーストを起こすと「バンッ」という大きな音がして急にハンドルが取られます。明らかにパンクとは違う現象なので、異変に気付いたら速度を落としながら車を安全な場所までゆっくり移動させましょう。

burst2

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このとき、慌てて急ブレーキを踏んだり、急にハンドルを切ってはいけません。バーストは高速走行時によく発生します。急ブレーキや急ハンドルといった操作をしてしまうと、完全にコントロールを失ってしまいます。

高速道路であればパーキングエリアやサービスエリアへ入るのが一番良いのですが、目前にそれらの施設がない場合はなるべく車線から離れた路肩に寄せて停止させましょう。一般道を走行している場合は、広めの駐車場へ入ることが望ましいでしょう。緊急時ですから、遠慮を考えるより安全を第一に考えましょう。

完全に停止したら、次に周囲の安全を確保しましょう。特に高速道路において路肩に寄せた場合は、ハザードランプを点灯させ、発煙筒を焚き、すぐにクルマから離れてください。余裕があれば三角板(停止表示器)をクルマの後方に置きましょう。

停止した直後、すぐにタイヤの状態を確認したくなるところですが、高速道路では路肩に停止しているクルマに後続車が衝突する事故が多発しています。停車したクルマの近くに滞在することは危険ですので、安全確保を第一に考えてください。

また、タイヤがバーストすると発火するおそれもあります。高速走行とスタンディングウェーブ現象によって、タイヤは高熱を帯びています。ここにホイールが路面と接触することで火花が散ると、それが火元となって火災が発生します。二次災害や火災の被害から逃れるためにも、停止したらすぐにクルマから離れて安全を確保してください。

安全を確保したら、タイヤの状態を確認できます。バーストの場合、ひと目でそれと分かるほどタイヤが激しく損傷しています。バーストが確認できた場合、それ以上車を動かしてはいけません。ホイールを傷める原因になり、タイヤだけではなくホイールまで交換しなければならなくなります。

サービスエリアやパーキングエリアのような安全な場所に移動し、かつスペアタイヤを持っている場合は、自力で交換することも可能です。路肩に停車している場合は、交換作業を実施するのはとても危険です。スペアタイヤを持っている場合でもすぐにロードサービスへ連絡を取りましょう。

また、最近のクルマの場合、燃費の向上や重量の軽減を目的として、スペアタイヤの代わりにパンク修理キットが搭載されている場合があります。ですが、バーストしたタイヤは修理することができません。スペアタイヤが無い場合は、迷わずロードサービスへ連絡を取ることが最善の選択です。

バーストの前兆

タイヤがバーストする直前には、特徴的な症状が発生します。いつも通り走っているのに、車体が小刻みに振動しだし、やがて大きな振動に変わっていきます。その後、ゴムの焼け焦げたような臭いが車内に入ってくることもあります。

このような現象は、タイヤの空気圧が低い場合に起こる特徴的な前兆です。スタンディングウェーブ現象が発生しており、タイヤが波打つ振動が車体へ伝わることで、いつもとは違う振動が感じられます。また、タイヤが高速で変形すると高熱を帯びるため、ゴムが焼けるような臭いが車内へ入ってくることもあります。

タイヤの経年劣化している場合は、前兆はほとんど感じられることなく突然バーストすることが多いため、事前に察知することは難しいでしょう。定期的なメンテナンスをなるべく欠かさないようにしましょう。

また、劣化が取り返しのつかない状態になっている場合はすぐに交換しましょう。タイヤはクルマの安全を支えてくれる、いわば生命線です。高価な買い物ではありますが、安全には替えられません。

バーストを引き起こさないために

タイヤのバーストは、ときに死亡事故に繋がるほど危険な事故です。ですが、偶然が大きな要因を占めるパンクとは違い、日常の点検によって予防することは十分に可能です。

まず、最も重要なのがタイヤの空気圧です。車種によってタイヤの空気圧は決められており、所定の空気圧よりも低いとバーストの大きな要因となります。多くの場合、ドアの内側に純正タイヤの空気圧が記載されています。単位はkPa(キロパスカル)です。

また、逆に空気圧が高すぎる場合もバーストの原因となりえます。特に気温の高い夏場は空気が膨張します。また、高速走行するとタイヤと路面との間で発生する摩擦熱が内部に伝わり、空気圧がより高くなります。パンパンに膨らんだ風船へ、さらに空気を入れるようなものです。

タイヤの空気圧は高すぎても低すぎてもよくありません。先述しましたが、空気圧のチェックは一ヶ月に一度ほど実施することが望ましいと言われています。常に適正値になるようにチェックしておきましょう。幸い、空気充填機はガソリンスタンドやカー用品店などで無料で借りられることも多いため、気軽に利用できます。

また、タイヤの状態を目視で確認するということも重要です。タイヤ表面に大きなキズやヒビ割れなどがないか、スリップサインが出ていないか、ゴムは経年劣化しやすく、知らず知らずのうちに交換しなければならないほど危険な状態になっていたということも少なくありません。

タイヤは車体に隠れており、視点も低い位置にあるため、どうしてもチェックの頻度が落ちてしまいます。空気圧のチェックと同時に確認する習慣を付けておきましょう。

まとめ

burst3

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今回ご紹介してきたタイヤのバーストは、タイヤのパンクと混同しがちですが、全く違うものです。パンクはピンポイントに穴が空き、徐々に空気が抜けていくものです。一方、バーストはタイヤが裂けて破裂し、一気に使用不可能となってしまいます。

バーストの原因として最も多いのは、タイヤの空気圧不足です。空気圧が不足するとタイヤが潰れるように変形し、その状態で高速走行するとタイヤが波打つように変形するスタンディングウェーブ現象が発生します。

タイヤのゴムが高速で繰り返し変形するため、ゴムが急速に劣化してしまいます。また、変形のエネルギーは熱に変わるため、タイヤが高熱を帯びてしまいます。

他の原因としては、空気圧が高すぎる、荷物を積み過ぎている(過積載)、タイヤが劣化している、といったものがあります。

万が一、タイヤがバーストした際には慌てずに車を安全な場所へ退避させ、ロードサービスへ電話しましょう。

高速道路では急ハンドル、急ブレーキを行わず、慣性に任せてゆっくりと停車しましょう。

後続車の追突にも注意する必要があります。停車したら速やかにクルマから離れましょう。 いつもとは違う不自然な振動や、タイヤの焼け焦げた臭いがしてきたら、バーストの前兆であるということも覚えておきましょう。

バーストは一歩間違うと死亡事故にも繋がる恐れもある、非常に危険な事故です。しかし、不可抗力によって起こりがちなパンクとは違い、バーストはタイヤの空気圧やタイヤの状態など、日々の点検やメンテナンスによって未然に防ぐことができるという面もあります。

ついつい忘れてしまいがちなタイヤのメンテナンスですが、今回の記事が、定期点検のきかけになれば幸いです。

この記事を書いた人

編集部編集部
TIREHOOD MAGAZINE編集部

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