タイヤのホイールを交換することで車のイメージを大きく変えることができます。車のカスタムにおける「王道」ともいえるでしょう。
また純粋なカスタム目的ではなくても、季節タイヤに交換するのと同時にホイールを交換することもあります。
そういったホイール交換などによって不要になったホイールを処分する方法のひとつとして、売却するというものが有ります。
しかし長年装着していた使用感のあるホイールでも買い取ってもらえるのだろうか、と疑問を持つ方も多いことでしょう。
また、せっかく買い取ってもらうのであれば可能な限り高く買い取ってもらいたいところです。
そんな悩みを解決できるよう、買取相場や高値で売る方法などを徹底解説していきます。
目次
タイヤホイールの中古市場
一般的な車のタイヤホイールはそこまで高価でないものが多く、新品で購入することが多いでしょう。
中古の車を購入するのは一般的ですが、中古のタイヤホイールを購入するという選択肢はあまり広まっていないようです。
中古市場が盛んなホイールは高級車の純正品やメーカーのハイエンド品に限られてしまいます。
一方で、軽量であるといった機能性やデザイン性に優れたものであれば需要は高まります。
新品でも購入価格が高いものであれば、ある程度の価値が残り高く売れることが多いようです。
買取に出す際の注意点
タイヤホイールを売る際の注意点として、持ち込みに手間がかかることが挙げられます。
これはタイヤホイール自体が大きいものであるためです。
さらに、タイヤホイールは4つセットで買取が行われることが多いので余計に運送が難しくなることを頭に入れておきましょう。
買取可能店について
買取可能店の探し方
買取可能店の探し方ですが、一般的にネットで買取業者を探すことになります。
ひとつではなく複数の買取業者に査定を依頼して、高い値段のついた業者に買い取ってもらう方法がおすすめです。
タイヤ買取ドットコム
2019年現在で、取引実績13,000件以上という買取経験の豊富な企業です。
運送するのが難しいタイヤホイールですが、企業独自の配送キットが支給されるのがこの業者の特徴です。一部地域を除いて送料はかかりません。
また、実際に配送を行う前に無料のオンライン査定でおおよその値段を確かめることが可能です。
ハセガワ
創業40年の実績があり、スムーズな取引を特徴としています。
こちらはタイヤやホイールだけでなく、車に関連する他の商品も多く取り扱っています。ホイール以外にも売りたいものがあればセットで買い取ってもらいましょう。
選ぶポイントは?
買取を依頼する業者を選ぶポイントは、自身のタイヤホイールの状況と希望金額をしっかりと見つめ、条件を満たす買取業者を選ぶことです。
ここで紹介した2つの買取業者以外にも、タイヤホイールの買取を行っている業者は多数あります。
査定を依頼し、納得できる取引を目指しましょう。
買取の手順は?
タイヤホイールの買取依頼の手順について確認しましょう。依頼する店によって詳細は異なりますが、大まかな流れは共通しています。
持ち込みの場合
店頭に持ち込み、現品を査定してもらい取引成立となります。
現品査定の前にネットで大まかな査定を行った後、店頭に持ち込むという場合もあります。
自宅に取りに来てもらう場合と異なり出張費用がかかりません。納得できる査定額になればその場で取引が成立するというメリットもあります。
また、装着しているホイールを店頭で取り替えてもらうのであれば持ち込みに苦労せず引き取ってもらうことが可能です。
外した状態のホイールを持ち込む場合は、どうしても労力がかかってしまう点が懸念されます。
出張買取の場合
出張買取サービスを行っている店の場合は、タイヤホイールを取りに来てもらうことが可能です。
この場合はタイヤホイールを店頭に持ち込むという手間を省くことができます。
便利な一方で、店によっては出張費用が発生することがあるので注意が必要です。
買取金額については、その場で査定が行われ現金で支払われる場合と後日振り込みになる場合があり、後者が主流とされています。
Web買取の場合
サイトで大まかな査定が行われ、何らかの配送手段でタイヤホイールを送って取引を行うという方法がこちらです。
この方法だと買取金額は後日振り込みまれることがほとんどです。
配送手段ですが、タイヤホイールの大きさから運送サービスを利用することが難しい場合が多いようです。
店によっては独自の配送キットなどを用意してくれるところもあります。
特に有名買取業者は配送キットを用意しているところが多いようです。Web買取の場合は必ず確認をしてから依頼しましょう。
買取可能なホイールの状態をチェック
どれくらい古いものまでOK?
ホイールの買取価格がつかなくなる目安は4年とされています。それ以上に古いモデルは買取不可となる場合が多いようです。
ものによっては3年前のモデルでも価格がつかないこともあるので、できる限り早めに売りに出すといいでしょう。
動作不備はNG
当然のことではありますが、動作不備があるものには買取価格がつきません。
故障などで交換せざるを得なくなったホイールに買取価格がつく可能性は極めて低いと考えていいでしょう。
元の価格が低すぎるものは難しい
そもそもの販売価格が安いなものは買取価格がつきにくいようです。
これは、新品と中古品との値段に差がつきにくく、新品の方にユーザーが流れて行くためです。
傷があっても売れるのか?
ホイール買取を依頼するときの一番の懸念点はホイールに付いた傷でしょう。
車を売り払いたい場合はホイールに多少の傷があったとしても減額は少なく、減額対象とはならない場合が多いですが、ホイール単体で売却したいときは減額対象になることが有ります。
多少の擦れであれば大きく左右されることはないものの、傷の面積が大きい場合や深いガリ傷がある場合は買取価格がつかないことの方が多いです。
誰でも購入するなら綺麗なホイールの方がいいので、ホイールの見た目に大きく影響が出ているとなると買取は難しくなってしまいます。
タイヤとセットの場合はタイヤの溝が必須
ホイール単体ではなくゴム部分のタイヤとセットで売りに出すことも可能です。
その場合はタイヤの溝がしっかりと残っている必要があります。
溝がすり減っている状態だと買取金額が下がるため、査定に出す前に一度確認しておきましょう。
買取不可の場合
ホイールは買取不可になることもあるので、その際の処分方法やその費用についてご紹介します。
どこで処分できる?
ホイール処分の依頼先としては、タイヤ販売店や中古自動車販売店、ガソリンスタンド、リサイクルセンターなどがあります。
カー用品店など、タイヤの販売店は処分を引き受けてくれるところが多いようです。
処分費用は?
ホイールの処分には行政のリサイクル処分料金が発生します。
タイヤ買取専門店などに依頼した場合、タイヤの処分費用は1本税抜き300円から500円が相場となっているようです。
ホイールを装着している場合は、タイヤからホイールを外す工程に対して料金が上乗せされます。この金額が500円前後。
買取ほどではないですが、店によって価格のばらつきが大きいので一度近くのお店で確認してみましょう。
また、廃品回収に出す場合はタイヤからホイールを外す工賃込みで700円から2,000円前後のようです。
高価買取を狙いたいときは
高く売れやすいホイール
高く売れやすいホイールの特徴として、新しいもの、元値が高いもの、ブランド的価値が高いものが挙げられます。
メーカー品のグレードの高いホイールは4本セットで10万円前後で取引されることもあります。
更にスポーツカーの純正タイヤホイールの場合、4本セットで30万円を超える高値となるものもあります。
高く売れる素材は?
スチールホイールよりもアルミホイールの方が一般的に高値で取引されます。これはアルミホイールの方がより高いデザイン性となっているためです。
またチタンホイールやカーボンホイールなど、アルミホイールより高価な素材でできているものは更に高値で買い取られることが多いです。
良いホイールは車と別で売る
新品で購入すると値段が高いタイヤホイールは、傷が少なくいい状態のままで売れるのであれば車と別で売る方が高く売れる可能性があります。
これは、中古自動車の買取価格に影響されて、タイヤホイールの本来の価値で査定されないことがあるためです。
例えば、カスタムしてタイヤホイールを買い替えた車を売却する場合は、別々に売ることを検討すると良いでしょう。
良いホイールは綺麗にして売る
クリーニングを行ってから売る方が高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
もちろん、クリーニング費用が買取価格を上回ってしまうと意味がないですが検討の価値はあります。
そのまま査定に出すと排気ガスのススが張り付いていたり、ブレーキダストがこびり付いていることが多いです。
茶色の状態だと見栄えが良くないので、クリーニングまでは行わなくとも最低限の汚れを落としてから査定してもらいましょう。
売れる季節はココ!
タイヤホイールは、ホイールの換装に対する需要が高くなったタイミングが高く売れやすいようです。
それはスタッドレスタイヤの交換需要が高まるタイミングと連動します。
つまり、冬の始まりと終わりです。10月11月と2月3月の年に2回。このタイミングが普段よりも高く売れやすいようです。
ですが前述したようにホイールは新しい方が高く売れやすいので、冬を待っている間にホイールの鮮度が落ちてしまっては元も子もありません。
時期と鮮度を天秤にかけて検討されることをおすすめします。
査定依頼は複数社に
買取査定は複数社に依頼される方が多いようです。1社のみに査定を依頼した場合よりも、買取価格が高くなることがあります。
2つ以上の店に査定を依頼し、納得できる価格を探すのが良さそうですね。
最後に
この記事ではホイールを売る際のポイントや手順についてご紹介しました。
ホイールを高く売るためにできることは沢山あるので、参考にしながら納得できる取引を目指してくださいね。