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タイヤを知る

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ランフラットタイヤについて徹底解説!

2018.07.31 (Tue)
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近年、ランフラットタイヤというタイヤが注目を集めています。ランフラットタイヤとは、パンクによって空気圧がゼロ(厳密には 1 気圧)となっても所定の速度で一定距離を走れるタイヤのことです。

一般的なタイヤはパンクによって空気圧が失われると徐々に走行が困難となり、最後には走行不可能となってしまいますが、ランフラットタイヤであればパンク修理が行える地点まで余裕を持って移動することができます。

今回はランフラットタイヤについて、ランフラットタイヤの注意点、気になるコストなどについて解説します。

ランフラットタイヤとは?

冒頭でも触れましたが、ランフラットタイヤはパンクによってタイヤの空気圧が失われても、所定の速度のもとであれば一定距離を走行できるタイヤのことです。具体的にはISO(国際標準規格)で走行可能な速度と距離が定められており、最低でも時速80kmで走行距離80km程度を走行できます。より長く走ることができる製品もあります。

さて「パンクなんてそうそう起こらないから心配ない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。ですが、カーフロンティア社の調査によれば、新品タイヤの購入後、 50% 以上の人が 3 年以内にパンクを経験しています。

いかがでしょう。意外と多いと驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ランフラットタイヤであれば、もしパンクしてもタイヤ交換を実施できる場所まで安全に走り続けられる可能性が高くなります。

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さて、ランフラットタイヤはどのように実現されているのでしょうか。仕組みとしては二種類に大別できます。タイヤが骨格を持つような構造を持つ「中子タイプ」と、タイヤの角にあたるショルダー部分に用いられるゴムの剛性(硬さ)を強化した「ショルダー強化タイプ」があります。

現在、一般車に用いられているランフラットタイヤのほとんどはショルダー強化タイプです。

ランフラットタイヤは1970年にダンロップが世界で初めて実用化したカテゴリーのタイヤですが、先述のような技術が用いられているためタイヤの価格が高くなってしまい、あまり普及していませんでした。

ですが、近年は自動車の安全性に対する社会的な要請が高まったため、またスペアタイヤが不要になることから環境にも優しいために、需要が高まりました。需要に伴って多く生産されるようになり、現在では価格も下がり始めています。

ランフラットタイヤの注意点

最も注意すべき点として、ランフラットタイヤがパンクした際、ドライバーはパンクの事実に気付けないということが挙げられます。一般的なタイヤがパンクするとタイヤが潰れるため、ハンドルが重くなったり車体がふらついたりと、パンクの影響が運転操作に影響します。

一方でランフラットタイヤの場合、タイヤがパンクしても形状を維持できるため、ドライバーは操作感からパンクの発生を検知することができません。したがって、ランフラットタイヤを使用する際は、タイヤの空気圧を監視するセンサーと、センサーの情報を処理する装置であるTPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)の導入が併せて必要となります。

おそらく、ランフラットタイヤの組み付けをカー用品店などへ依頼する際は、TPMSの導入もセットでおすすめされるでしょう。これは商品を売りつけたいわけではなく、ランフラットタイヤの使用にあたってはTPMSの装着がほぼ必須であるためです。

日本においてTPMSの装着は義務化されていませんが、ランフラットタイヤを装着しているとパンクに気付くことができません。パンクしたまま走行限界距離を超えてしまうとタイヤが破損してしまいます。

したがって、ランフラットタイヤを装着する際にはドライバーの代わりにパンクを検知するTPMSが必須となるのです。ちなみに、欧州や米国、韓国では全ての自動車に対してランフラットタイヤでなくてもTPMSの装着が義務づけられています。

タイヤの空気圧不足は命に関わる重大な事故に繋がります。高速道路におけるJAF(日本自動車連盟)の緊急出動原因の一位はタイヤのトラブルが占めています。したがって、近い将来、日本でもTPMSの義務化が進むかもしれません。

また、ランフラットタイヤといえどもバーストには要注意です。パンクはタイヤに穴が空き、徐々に空気が抜けていく現象のことを指しますが、バーストはタイヤが大きく破裂する現象です。

一般的なタイヤでバーストが起こりうる状況であれば、ランフラットタイヤでもバーストが発生する可能性が高くなります。性能を過信せず、日頃の点検は欠かさないようにしましょう。

注意点というほどのことではありませんが、ランフラットタイヤは剛性が高いため、乗り心地が悪くなりがちです。タイヤメーカーは高性能化に力を入れているため、一昔前よりは乗り心地は向上しましたが、コンフォートタイヤのような乗り心地を求めることは難しいでしょう。

ランフラットタイヤのコスト

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ランフラットタイヤは残念ながら、コストはいささか割高になります。まず、ランフラットタイヤはタイヤ本体の価格が高くなりがちです。

一般的なタイヤに比べてサイドウォールが強化される構造となっているため、その分のコストが上乗せされます。また、タイヤメーカーはランフラットタイヤの修理を推奨していません。これもコスト増の要因として挙げられます。

コスト増の要因はタイヤ本体だけではありません。先述の注意点であげたようにドライバーはランフラットタイヤがパンクしてもその事実に気付けません。日本ではTPMSの普及が遅れているため、TPMSを標準装備していない車も多くあります。

この場合、ランフラットタイヤの装着と同時にTPMSを導入しなければならないため、コスト増の要因となります。高級車であれば最初からTPMSが装着されているものがあります。後付けする場合はエアバルブに装着するもの、タイヤの外径を測定するものなどがありますが、おおむね6,000~10,000円程度で購入できるようです。

ランフラットタイヤを店舗へ持ち込んで交換を依頼する際、工賃が高く付いてしまうことが多い、という点もコスト増に繋がります。ランフラットタイヤの取り付けができない店舗もあります。これはランフラットタイヤの取り付けには通常のタイヤとは異なる器具や技術が必要となるためです。

まとめ

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今回はランフラットタイヤについて、ランフラットタイヤの注意点、気になるコストなどについて解説しました。パンクは身近なタイヤのトラブルです。社会的に車の安全性が求められている昨今、パンクしても安全に一定距離を走行できるランフラットタイヤは魅力を増しています。また、スペアタイヤやパンク修理キットが不要になるという点も魅力のひとつでしょう。

最後に、気になるコストですが、残念ながら一般的なタイヤに比べると様々な面で割高となります。ランフラットタイヤは本体が高価であり、パンク修理ができず、TPMSを導入する必要があり、取り付けの工賃も割高となります。

ですが、命をお金で取り戻すことはできません。国際的にはTPMSが義務化される流れになっていることからも、タイヤの空気圧低下やパンクといった状況がいかに危険であるかお分かり頂けるかと思います。

乗員の安全をお金で買えるのであれば、ランフラットタイヤの導入を検討してもよいのではないでしょうか。

この記事を書いた人

編集者編集者
TIREHOOD MAGAZINE編集部

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