2019.10.11

タイヤに求める条件に合わせた選び方と買い方

今回は皆さんがタイヤに何を求めているか調査すべく、「タイヤの性能を一つだけ上げるとしたら、どの性能を上げたいでしょうか」というアンケートを実施しました。メーカーや価格・品質による違い。単純に価格だけでなく性質についてブランドや商品名を交えてご紹介します。

タイヤの性能に関するアンケートで、「タイヤの性能を一つだけ上げるとしたら、どの性能を上げたいでしょうか」という問いに対して、最も多かったのは「タイヤの寿命(36.2%)」でした。

やはり消耗品であり、決して安くはないパーツだけに、少しでも永く使いたいという方が多いのだと言えます。

タイヤの性能は寿命(耐摩耗性)のほかにドライ・ウェット性能、静粛性、乗り心地、燃費性能などがあります。これらの条件に合ったタイヤの選び方は、どんな点に気を付ければいいのでしょうか。

また、タイヤは安いほうがありがたい、と思っている方もあるかもしれませんが、価格だけで決めてしまうと、あなたの車の使用状況によっては安いタイヤがかえって高くついてしまう場合も。ここでは、性能ごとにどんな選択肢があって、どんな方にそれが必要なのかを考えてみたいと思います。

タイヤに求める性能を1つ上げるとしたら、どの性能をあげたいですか。

タイヤに求める性能を1つ上げるとしたら、どの性能をあげたいですか。|タイヤに求める条件に合わせた選び方と買い方
項目名 合計数 割合
1 寿命・耐摩耗 362 36.2%
2 静粛性 115 11.5%
3 燃費性 205 20.5%
4 乗り心地 192 19.2%
5 コーナリングのしやすさ 97 9.7%
6 その他 29 2.9%
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価格の違いで性能にどんな違いがある?

価格の違いで性能にどんな違いがある?|タイヤに求める条件に合わせた選び方と買い方

タイヤの性能の違いは見た目ではわかりにくいものですが、じつは最新のテクノロジーが詰まっていて、その性能の差は如実に価格に現れています。激安タイヤと高級タイヤの性能には雲泥の差があると考えていいでしょう。

現代ではコンピュータ解析によるシミュレーション技術によって、素材配合により耐摩耗性やグリップ力など、あらゆる角度からタイヤごとの違いが解析され研究されています。

価格で選ぶ前に、タイヤメーカーごとのタイヤの性能や特徴を知っておくのも必要でしょう。

参考サイト 「タイヤメーカーによって違いはあるの?」
https://magazine.tire-hood.com/know/shiru_123/

また、タイヤによって、乗り心地から操縦性能までかなり変わります。車の性能をアップさせたいなら、タイヤを変えるのが最も簡単な方法だという意見もあるくらいです。

ただ、高いタイヤならあなたの車に最適か、というとそうとも言えません。例えば最も高い部類に入るセミスリックタイヤなどは、公道におけるグリップ性能を極限にまで高めるために、耐摩耗性や静粛性を犠牲にしているからです。通勤にしか車を使わないという人には必要ないかもしれません。

タイヤの性能と価格のバランス

タイヤの性能と価格のバランス|タイヤに求める条件に合わせた選び方と買い方

アンケートで一番上位である耐摩耗性に関しては、例えばミシュランのENERGY SAVERなどが一般的なタイヤの寿命30,000kmに対して、40,000kmだと高性能だと言われていますが、そこで単純にミシュランが良いとは断定できません。なぜならタイヤはゴム製品なので経年劣化があるからです。

もし年間2,000km程度しか走らないのであれば、タイヤの性能を使い切る前に年数的な寿命が尽きてしまうかもしれません。だからこそ、あなたの車の使用状況を踏まえて、ピッタリ合うタイヤを使用する必要があるのです。

静粛性と乗り心地

静粛性と乗り心地|タイヤに求める条件に合わせた選び方と買い方

アンケート結果では、次に乗り心地(19.2%)や静粛性(11.5%)を求める方が多いようですが、静粛性では、ブリヂストンのタイヤ「レグノ」が有名です。ブリヂストンのタイヤは比較的高価ですが、その分、信頼性も抜群のタイヤメーカーです。

静粛性を求めるタイヤはプレミアムコンフォートとも言われ、静粛性と同時に安定性、運動性能などとのバランスも求められ、高級車などは専用タイヤが用意されている事もあります。

ただし、そのタイヤを普通車やスポーツタイプの車に装着しても良い結果につながるとは限りません。例えばグリップ力を求める方には物足りなく感じるからです。やはり車に合った性能のタイヤ選びがもっとも重要だと言えます。

燃費性能の良いタイヤは本当に経済的?

アンケート結果をみると、燃費性能を優先するという方が20.5%でした。低燃費タイヤは日本自動車タイヤ協会の基準を満たしたものだけが、エコタイヤの名称で呼ばれています。

エコタイヤの開発に力を入れているダンロップのENASAVEなどが有名ですが、低燃費タイヤで燃費は2~5%ほど向上します。年間で約10,000km走行する人なら、3,000円~12,000円程度の燃料費節約にはなりそうです。

ただ、これも年間走行距離がある程度ある人の場合です。タイヤの経年劣化を考えると、走行距離が少ない人はエコタイヤよりも他の性能を求めたほうが得策かもしれません。

グリップ性能と雪道走行

グリップ性能と雪道走行|タイヤに求める条件に合わせた選び方と買い方

タイヤにグリップ性能やコーナリング性能を求められている方の中には、雪道に強いタイヤを求めているのではないでしょうか。スタッドレスタイヤでは横浜ゴムのiceGUARDが氷上性能も良いと有名です。

スタッドレスタイヤは3シーズン目(約3年目)からはグリップ力が落ちるという意見が多く聞かれますが、iceGUARDシリーズはグリップ力の劣化にも強いタイヤなので、降雪地帯では大変人気のタイヤです。

結局、すべての性能に優れていて、かつ安価なタイヤはありません。あなたの車の使用状況、年間の走行距離を考慮して、どの性能を優先させるのかをタイヤ専門店と相談するのが最も良い方法かと思います。

またタイヤは経年劣化がおきますから、長期間の保存はできません。値上がりするからと何年も先のタイヤ交換のために買い置きすることは、安全性の面からもおすすめしません。

まとめ

タイヤは最先端のテクノロジーの塊のようなもの。価格だけで選ぶと損をすることに。また耐久性や燃費だけで選ばず、自分の使用状況にあったタイヤを選択しましょう。無理に自分で選ばす、タイヤ専門店に相談してご自身に合うタイヤを見つけてもらうのも賢い選択です。

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