公開日:2019.10.10

重視するのは寿命?性能?燃費?求める理想のタイヤを大調査!

今回はみなさんがタイヤに求める性能や理想についてアンケートを実施しました。経済的に効率のよいタイヤ、自分の車に合うタイヤなど、各々の視点や価値感をランキング形式にして紹介します。タイヤ選びにおいてみなさんが何に重点を置いて選んでいるのか。タイヤ選びの参考にしていただければと思います。

みなさんがタイヤに求めている性能はなんでしょうか。今回はさらにタイヤの性能を向上させるとしたら、どのような性能アップが理想的なのか、約1,000名に実施したアンケート結果をご紹介します。

自分の車に合うタイヤや、経済的に効率のよいタイヤを選ぶにはどうしたら良いのか、7位から順番に紹介していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

第7位「雪道性能の向上」

第7位「雪道性能の向上」|あなたが求めている理想のタイヤとは?

アンケート結果では、「雪道性能の向上」43、「オールシーズンタイヤにして欲しい」16、その他と続きますが、雪道性能は降雪地帯にお住まいの方には切実な問題です。

ただ、普段は雪道を走らないが、冬に降雪地帯に行くのでスタッドレスタイヤが欲しいという方に注意していただきたいことがあります。雪道性能の向上と答えた方の中に、とくにアイスバーンで確実に止まれるタイヤ、と答えた方がいらっしゃいました。

ですが現実にはアイスバーンになると、スタッドレスタイヤでも滑ります。普段から雪道を走っている方々はスタッドレスタイヤの性能よりも、道路の雪や氷の具合で走り方を変えているのが本当のところなのです。ですから、くれぐれもスタッドレスタイヤの性能を過信しすぎないように注意しましょう。

第6位「安全なタイヤ、パンクしないタイヤ」

第6位「安全なタイヤ、パンクしないタイヤ」|あなたが求めている理想のタイヤとは?

安全なタイヤやパンクしないタイヤを求めているのは85名いらっしゃいました。安全なタイヤにはグリップ性能も同時に求められていますが、パンクしないことも同時に求められています。タイヤの基本性能として安全を重視しているとも言えます。

ランフラットタイヤというパンクしても数10km~100km程度は走行可能というタイヤがあります。サイドウォールの部分が特別頑丈になっていて、空気が抜けても走行できる状態を保つタイヤのことです。欧州車や、国産の高級車などに標準で装備されている場合も多く、スペアタイヤがいらないのと、タイヤパンク時の事故リスクを減らせることがメリットとなります。

ただ、ランフラットタイヤは通常タイヤより固めになっていますので、標準装備の高級車の足回りは、タイヤに合わせて柔らかめに設定してあります。つまり、通常の車がランフラットタイヤを装着すると乗り心地が固めになるということになります。またタイヤ本体価格、取り付け費用とも少々高めになることを覚えておきましょう。

第5位は「特になし」

「ない、特になし、今のままで良い」という意見は87名でした。現状の使い方とタイヤ性能に満足されているということでしょうか。

車を移動手段としかとらえていない場合はこのような意見になるのかもしれませんが、タイヤ一つで車の性能だけでなく、乗り味が大きく変わったりしますので、その変化を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

第4位「価格の安さ」

次は88名の方々が「安さ」を求めている、という結果となりました。長持ちするタイヤ(耐摩耗性に優れたタイヤ)、燃費の良いタイヤ(85)と比べて、もし値段だけが優先事項であるならば、危険だと言わざるを得ません。タイヤは車と道路を繋げる重要なパーツであり、あなたと同乗者の命を乗せるパーツだからです。

例えばタイヤによって制動力も大きく変わってきます。紙一重の差が大事故になる可能性も否定できません。安いタイヤを選ぶこと自体は悪くはありませんが、それと同時にタイヤの性能にも注目して選ぶことをオススメします。

第3位「エコタイヤ、燃費性能の向上」

第3位「エコタイヤ、燃費性能の向上」|あなたが求めている理想のタイヤとは?

第3位は、「エコタイヤの燃費性能の向上」を求める声が多い結果となりました。燃費性能を向上させるためには、タイヤの転がり抵抗を減らさなければなりません。抵抗が無ければ今度は逆に止まれなくなりますから、その両立が難しいのがエコタイヤです。

技術的に難しいこともあり、価格も少々高めになります。同一メーカー内で比較するとエコタイヤは約2割程度、高価格になります。対して燃費向上率ですが、年間1万キロの走行で満タン2回分の節約程度、というのが目安になっています。

エコタイヤの寿命は4~5kmと普通のタイヤより若干長持ちしますが、経年劣化の年数は変わりません。あなたの車の年間走行距離とタイヤ価格、燃料費とを見て本当に節約になっているかどうかを判断すると良いでしょう。

第2位「乗り心地、静粛性」

第2位「乗り心地、静粛性」|あなたが求めている理想のタイヤとは?

次に多かった意見は135で「静粛性や乗り心地の向上」を求める声でした。ロングドライブや車内で音楽を楽しみたい人は、ロードノイズの軽減を求めると思います。静粛性の良いタイヤは「プレミアムコンフォート」と呼ばれるジャンルのタイヤで、ブリヂストンのレグノ、横浜ゴムのアドバンデシベルなどが有名です。静粛性の向上を追求しているタイヤですが、毎年、耐摩耗性やグリップ力の向上もみられるので高級タイヤと言えます。

第1位「長持ちするタイヤ、耐摩耗性に優れたタイヤ」

「長持ちするタイヤ、耐摩耗性に優れたタイヤ」|あなたが求めている理想のタイヤとは?

最後に第1位は、「長持ちするタイヤ」を求める声が最も多い、という結果になりました。なかには「100年もつタイヤを開発してほしい」と答えた方や、「普段から安全運転しかしないので、永続的に使えるタイヤが有難い」と答えた方もいらっしゃいました。

確かにタイヤは消耗品であり、かつ交換は面倒な作業になります。交換せずに10年くらい使えたら、という声が多いのは分かりますが、タイヤは摩耗することによってグリップ力を発揮していますから、使えば使った分だけタイヤゴムは削れていきます。

現代の車は昔よりもハイパワーで、またエアバックなどの装備品が増えた分だけ車重も増えています。カローラを例にとると、1966年の初代カローラは重量710kg、60馬力、12代目の現行カローラはガソリン車でも重量1,575kg、140馬力です。

その高性能の車の重量を支え、かつ高速回転しているタイヤが2~3年もの使用に耐えるというのは逆にすごい事ではないでしょうか。だからこそ、車の使用状況、年間の平均走行距離を考えて最もあったタイヤを選択することが重要だと言えます。

まとめ

エコや燃費性能を求めるかたが多く見受けられましたが、単に安さだけを求めるという方は少数でした。タイヤは車の走行性能、ひいては自身の安全に直接かかわる重要なパーツですので、安いだけでよしとする方が少なかったのは喜ばしいことですね。

※以下、アンケート回答グラフデータ(※カーフロンティア調べ:集計総数1,000)

あなたが求めている理想のタイヤはどのようなものでしょうか。

項目名 回答数
1 長持ちするタイヤ 182
2 静粛性や乗り心地 135
3 エコタイヤの燃費性向上 122
4 価格の安さ 88
5 特になし 87
6 パンクしないタイヤ 85
7 雪道性能の良いタイヤ 43
8 オールシーズンのタイヤ 16
9 その他 252
1,000
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