タイヤは様々な場所で購入することができ、大手カー用品店として知られるオートバックスもそのひとつです。
商品数の豊富さや購入しやすい価格設定が魅力といえるカー用品店。
オートバックスではどのようなタイヤを取り揃えているのでしょうか?また、なるべく安く購入するためには、どんな点に注目するべきでしょうか?
今回はオートバックスならではのタイヤ選びをご紹介していきます。
目次
購入場所によって変わるタイヤの価格
タイヤの購入場所にはディーラー、タイヤ専門店、カー用品店、ネット通販など様々な選択肢があります。
まずはそれぞれの特徴をチェックしてみましょう。
ディーラー
ディーラーによってはタイヤ交換を受け付けているところもあり、タイヤの購入もできます。
実際はディーラーの下請け業者が行うこともあり、技術面ではしっかりした水準が期待できるでしょう。出張取り換えなどのサービスもあります。
ところが料金は高くなってしまいがち。選べるタイヤの種類も限られてきます。
タイヤ専門店
タイヤ専門店の場合「タイヤを選ぶこと」に特化しています。
特定のタイヤメーカーの専門店だと、そのブランドの商品しか取り揃えていないです。
その代わり、商品知識は深いので納得できる買い物になるはず。また、タイヤの取り付けに対する技術もかなり高いでしょう。
カー用品店
次に今回ご紹介するオートバックスが該当するカー用品店。
カー用品店の場合、ひとつのメーカーに絞ることなく販売しています。そのため、比較検討できるというメリットがあるでしょう。
さらに車に対する知識や施工技術も高いです。
また、ディーラーに比べて安価である点も魅力ですね。店舗によって価格やサービス内容に差が出るという特徴もあります。
ネット通販
ネット通販は何より「安く購入できる」というメリットが大きいです。
店舗を持たないため人件費などのコストダウンができ、タイヤの価格に直結します。
ですが、取り付けは業者に頼む必要があります。インターネットで購入したタイヤの場合は取り付けを断られる場合もあるので注意が必要。
というのも、店舗で販売していないタイヤだと品質管理などの保証がないため、リスクが伴うのです。
また、業者で取り扱っていないメーカーだと確実な商品知識とはいえないので断ることも。
信頼できるネット通販で、広く流通している商品を選んで購入するようにしましょう。
オートバックスのタイヤは安い?
カー用品店での購入は豊富な種類とリーズナブルな価格設定が魅力であるのが分かりましたね。
では、オートバックスでのタイヤ購入はどうなのでしょうか?
MAXRUN EVERROAD(マックスラン・エバーロード)
オートバックスのプライベートブランド「MAXRUN(マックスラン)」。
このシリーズの「MAXRUN EVERROAD(マックスラン・エバーロード)」というタイヤが注目を集めています。
というのも、低価格で購入することができ、商品にもこだわりがあるのです。どんな特徴があるのかチェックしてみましょう。
低燃費でランニングコストが抑えられる
まずこちらのタイヤは「低燃費タイヤ」という特徴があります。
「低燃費タイヤ」とは簡単にいうと、走行中のムダを無くして燃費を良くしたタイヤのこと。
タイヤ本体の購入費用に目が行きがちですが、長年使うにつれてランニングコストもかさみます。
「低燃費タイヤ」として認定されるには?
「低燃費タイヤ」として認定されるには2つの基準があります。
1つ目は転がり抵抗性能、2つ目はウェットグリップ性能です。
転がり抵抗性能とは、走行中にタイヤにかかる抵抗性能を示したもの。抵抗によりエネルギーが失われると燃費に響くのです。
そして、燃費が良い順に「AAA、AA、A、B、C」にランク付けされています。
次のウェットグリップ性能は、雨などの路面が濡れた摩擦抵抗の少ない状況下でのグリップ性能を示したもの。
水準の高い順に「a、b、c、d」に分類されます。
「低燃費タイヤ」に認定されるためには、転がり抵抗性能が「AAA~A」、ウェットグリップ性能が「d以上」の条件が必要です。
どれくらいの実力がある?
それでは、「MAXRUN EVERROAD(マックスラン・エバーロード)」はどの数値なのでしょうか?
実は転がり抵抗性能が「A」、ウェットグリップ性能が「c」です。低コストながらしっかりと品質のバランスを取った商品といえますね。
価格のみにこだわらない姿勢がオートバックスにおけるプライベートブランドの魅力です。
年間でいくらお得?
「低燃費タイヤ」で具体的にどれくらいコスト削減できるのかも気になりませんか?
転がり抵抗性能「C」のタイヤから「A」のタイヤに変えると、燃費が2%改善されるといわれています。
ガソリン1リットルあたり130円、1年の走行距離12,000キロで換算すると、年間で3,120円のコストが軽減されるでしょう。
一般的なタイヤの寿命は4~5年といわれています。
仮に4年間使用したとすれば、低燃費による恩恵は4年分積み上げられ、単純計算で12,480円の軽減になりますね。
国内生産で37種類展開
また、格安タイヤながら国内生産という点も注目ポイント。国内種準の技術力と品質管理がされていることは保証されます。
サイズ展開は37種類もあり、カー用品店ならではの幅広い展開が魅力です。
ちなみにMAXRUN(マックスラン)シリーズは常にリニューアルされ、品質が次々と向上しています。
今回のEVERROAD(エバーロード)以外の規格も同じく安価に購入が可能ですよ。
オーバーテイク アールブイツー(OVERTAKE RVII)
こちらもオートバックス専売ブランドのタイヤ。性能が似ているのでぜひ一緒に比較してみてください。
ミニバン専用タイヤで、同じく転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「c」の「低燃費タイヤ」です。
「オーバーテイク」自体は以前から生産されているシリーズ。それをグレードアップさせ、「低燃費タイヤ」としての性能をアップさせました。
ちなみにこちらも安心の国内生産です。
お得なタイミングはいつ?
「MAXRUN(マックスラン)」は時期を問わず格安なブランド。でも、それ以外のブランドも気になるものだと思います。
実はオートバックスは定期的にセールを開催していて、そのタイミングで購入するとお得です。
夏冬のボーナス時期が狙い目
オートバックスのスーパーセールは夏冬のボーナス時期に開催されます。
具体的には夏は7月上旬から7月中旬にかけて、冬は11月中旬から12月中旬にかけての開催です。
開催時期は店舗によってバラバラで、キャンペーンの内容も変わってきます。
なので、お近くのオートバックスの店舗をそれぞれ比較検討するのも面白いかもしれませんね。
セールの内容は?
スーパーセールでは高額な商品もセール価格になっているので、まとめ買いにもおすすめですよ。
また、カー用品の価格だけでなく整備料金などもプライスダウンします。
カー用品店として名高いですが、点検・整備にも力を入れているので試してみるチャンスかもしれません。
そして本題のタイヤにも注目しましょう。
広告にはスーパーセールの目玉商品として格安になったタイヤが掲載されます。もちろん格安だからこそ数量限定の販売です。
店舗によっては「半額」になることもあり、タイヤ目当てで来店する人もいるのだとか。
7月や11月が近づいてきたら、近くのオートバックスでセールの告知がないか、チェックしてみましょう。
スーパーセール以外でもお得に買える?
定期的に開催されているスーパーセールも興味深いですが、他の時期にも随時キャンペーンを行っています。
タイヤを買いたいと思った時がボーナス前でない場合、どんなタイミングで買うと良いのでしょうか?
随時実施されているキャンペーン
お得になるのはボーナス時期のスーパーセールだけではありません。
様々なタイミングで各店舗においてお得なキャンペーンやプライスダウンを実施しています。
オートバックスはフランチャイズなので、各店舗によって実施内容にばらつきがあるのが特徴。
手軽にお得な情報を入手するためにはWebを活用するのが近道です。
会員登録をすれば気軽に利用店舗の広告を閲覧できるサービスがあります。
ネットショップも活用
また、オートバックスのネットショップでもセールを行っているので要チェックです。
タイヤ単体のセールもあれば、取り付けサービスに対するキャンペーンなども実施。
ネットショップで購入する際には「店舗での取り付け」を選択すれば、取り付けする店舗で受け取ることも可能です。
「すぐに店舗へはいけないけどセールで買いたい」という人にピッタリなのではないでしょうか。
オートバックスで取り扱っている激安タイヤ
オートバックスのプライベートブランドをご紹介しましたが、それ以外にも激安タイヤの取り扱いがあります。
どんなブランドの取り扱いが多いのか見てみましょう。
エコセンス(ecoSENSE)
クムホタイヤという韓国のメーカーが展開するブランド、エコセンス(ecoSENSE)。
激安タイヤかつ国産ではないので、「安全性が気になる」いう人もいるかもしれません。ですが韓国ではメジャーなメーカーです。
そしてもちろん、日本の品質規格をクリアしたうえで販売されています。
エコセンス(ecoSENSE)の「エコ」は「エコタイヤ」から由来。「エコタイヤ」とは「低燃費タイヤ」のことです。
こちらのシリーズも低価格ながら、転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「c」の水準を獲得しています。
エクスタ(ECSTA)
同じくクムホタイヤが展開するエクスタ(ECSTA)。スポーツタイヤとして高く評価されています。
中でも「グリップ性能」「高速運転時の安定・バランス」に注目した口コミが多い印象です。
ポートラン(PorTran)
こちらもクムホタイヤから発売されているポートラン(PorTran)。「安定」と「ロングライフ」に着目した展開です。
耐久性を重視する人はこちらを選びましょう。
こうして見ると、同じクムホタイヤであってもニーズ別に様々な展開がされていると分かりますね。
最後に
オートバックスで安くタイヤを購入するには、プライベートブランド、セール、激安タイヤの3つの選択肢があります。
さらにタイヤの性能を見ると、安いだけでなく品質にもこだわりを持っているのが分かりました。
もちろん、価格が上がれば高品質を望むことはできます。
ですが、今回ご紹介したように低価格でもニーズに合った製品が販売されているので、ぜひご検討の参考にしてみてください。