2019.10.12

【タイヤ/価格】性能・スペック・種類で価格はどう変わる?予算と目的に応じて購入するタイヤを決めよう

タイヤの価格に差が出る理由とは

タイヤの価格帯は非常に幅広く、購入する際に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

特別な性能がないノーマルタイヤの平均価格帯は、3,000〜6,000円程度。もちろんメーカーや小売店・ネットショップで差はあります。

ノーマルタイヤに特別な性能をもたせたり、車が大きくなれば価格が高くなる傾向です。

今回はタイヤの性能やスペックによる価格の違い、購入のポイントをご紹介します。

性能による価格の変化

最近は低燃費タイヤのような環境性能が高いタイヤが人気を博しています。

また降雪が少ない地域では、スタッドレスタイヤに履き替えずに済むオールシーズンタイヤの需要もあります。

こうした特別な性能を持つタイヤと標準的なタイヤの価格比較は以下の通りです。

性能 平均価格帯 性能 平均価格帯
標準タイヤ 3000〜6,000円 標準タイヤ 3,000〜6,000円
低燃費性 5,000〜10,000円 グリップ性能
15,000〜50,000円
ウエット性能 15,000〜25,000円 ランフラットタイヤ
20,000〜50,000円
ロングライフ性能 5,000〜10,000円 オールシーズンタイヤ
10,000〜15,000円
静粛性 10,000〜25,000円 スタッドレスタイヤ
15,000〜30,000円

それぞれにどのような特徴があって金額に差が出るのでしょうか。

低燃費性能

タイヤの転がり抵抗を低く抑え、少ない燃料でより長く運転できるように作られているのが低燃費タイヤです。

発売当初は燃費以外の性能を犠牲にしている印象がありましたが、近年の低燃費タイヤはその他の性能と組み合わせたものが多く、選択肢が広がっています。

標準タイヤより3,000円程度高く、平均的な価格帯は5,000〜10,000円です。

ウエット性能

雨や水で濡れた路面ではハイドロプレーニング現象によるスリップが起きやすくなります。

ウエット性能に特化したタイヤは、路面とタイヤの間に水を溜めずに効率よく弾き飛ばしたり、タイヤの溝に吸い込ませることで路面への吸い付きを強化し、スリップの危険性を低減します。

最近ではシェアが広い低燃費タイヤや、走りを楽しむスポーツタイヤと組み合わせるケースが増えました。

平均価格は標準的なタイヤよりかなり高く、15,000〜25,000円です。

ロングライフ性能

タイヤの素材は主にゴムであり、走行すればするほど摩耗が進みます。

運転の機会が多い方は、あっという間にスリップサインが出てしまい、買い替えを余儀なくされるでしょう。

ロングライフ性能に特化したタイヤは摩耗性の低減に着目しており、摩耗しにくいのはもちろんのこと、摩耗しても運転に影響が出にくいのが特徴です。

経済性を重視する低燃費タイヤに付加されることが多く、この組み合わせにより低い燃費でタイヤの買い替えを少なくすることができます。

標準的なタイヤより2,000円ほど高く、平均価格は5,000〜10,000円です。

静粛性能

ハイブリッド車の誕生やエンジンの性能が上がったことで、ひと昔前の車とは比較にならないほどエンジン音が静かになりました。

これと引き換えに気になるのがタイヤノイズです。

タイヤノイズは乗り心地を損なう原因となるため、高級車やタクシーなどでは静粛性の高いタイヤが人気です。

標準的なタイヤよりも高額で、平均価格帯は10,000〜25,000円です。

グリップ性能

走行性能に特化したスポーツカーなどは、力強い走り出しや的確なブレーキングが要求されます。それを叶えるのがグリップ性能の高いタイヤです。

このタイヤの開発にはレーシングカーやモータースポーツのタイヤ開発技術が応用されているため、標準的なタイヤよりかなり価格が高く、平均価格帯は15,000〜50,000円です。

ランフラットタイヤ

タイヤの側面を補強し、パンク時でもある程度走行できるランフラットタイヤ

スペアタイヤが不要なため、荷物を多く積んで走る機会が多い場合に、より広いスペースが確保できます。

平均価格帯は20,000〜50,000円で、高額なタイヤだといえるでしょう。

オールシーズンタイヤ

オールシーズンタイヤは多少の積雪でも走行できるため、スタッドレスタイヤに履き替える必要がなく通年使用が可能です。

凍結路面や大量の積雪がある路面には適していませんが、1年を通して降雪や積雪が少ない地域では別途スタッドレスを購入する必要がありません。

平均価格帯は10,000〜15,000円程度であまり高くはありませんが、燃費や静粛性など他の性能も付加した場合は高額になります。

スタッドレスタイヤ

凍結路面や雪道の走行にタイヤチェーンを必要としないスタッドレスタイヤは、降雪地域のみならず冬の運転の必需品です。

最近は乗り心地が改善され、標準的な性能をクリアしているタイヤが多いため、冬場も快適な運転が安全に楽しめます。

平均価格帯は15,000〜30,000円、突然の雪や早朝の凍結にも対応できることを考えると、決して高くはありませんね。

スペックによる価格の変化

車内空間を楽しみたいのか、あるいは運転そのものを楽しみたいのか。

ドライバーが望む走行環境を叶える要素がタイヤのスペックです。スペックと性能が複数組み合わされるほど価格が上がります。

スペック グレード 平均価格帯
標準タイヤ 3,000〜6,000円
コンフォート
スタンダードコンフォート 5,000〜15,000円
プレミアムコンフォート
15,000〜30,000円
スポーツ
カジュアルスポーツ 10,000〜20,000円
プレミアムスポーツ
15,000〜35,000円
ハイパフォーマンス
15,000〜50,000円

コンフォート

標準的なタイヤよりも静粛性や制振性などを改良し、乗り心地を重視しているのがコンフォートタイヤです。

平均価格帯は5,000〜15,000円とさほど高くはありません。

一方、コンフォートタイヤにグリップ力やウェット性能などを加えて運転性能を格上げさせたプレミアムコンフォートタイヤの相場は15,000〜30,000円。性能が上がる分価格も上がります。

ハイパフォーマンス

普通車のスポーツリミテッド仕様などに装着することでスポーツカーに近い性能が得られるハイパフォーマンスタイヤは、走行性能の高さと価格が比例します。

平均価格帯は15,000〜50,000円と幅広く、選択肢が多いことが分かります。

スポーツ

スポーティーな走りが気軽に楽しめるカジュアルスポーツタイヤは標準的なタイヤよりも耐久性が高いにもかかわらず、比較的低価格で購入できるため、コストパフォーマンスに優れているといえます。

平均価格帯は10,000〜20,000円です。

また一つ格上のプレミアムスポーツタイヤは、市街地走行でもスポーティーな走りが楽しめる上に乗り心地が良いのが特徴です。

平均価格帯は15,000〜35,000円で、プレミアムコンフォートタイヤに近い価格帯です。

車種による価格の変化

タイヤは大きくなればなるほど価格が上がります。そのため、軽自動車と大型SUVではかなりの価格差があります。

セダンやハッチバックワゴンのウエット性能に特化したタイヤの平均価格帯は15,000〜25,000円です。

代表的な車種のウェットグリップタイヤの価格比較は以下の通りです。それぞれの特徴とともにご紹介します。

車種 平均価格帯
セダン/ワゴン(ハッチバック)
15,000〜25,000円
軽自動車 7,000〜10,000円
大型SUV
20,000〜40,000円
スポーツカー
15,000〜40,000円

軽自動車

経済性の高さからユーザーが急増した軽自動車は、コストパフォーマンスをさらに追求した低価格タイヤや低燃費タイヤの需要が高くなっています。

ウェット性能のみを重視したタイヤの平均価格帯は7,000〜10,000円でセダンやワゴンの半額程度ですが、燃費を重視するとさらに価格は上がります。

大型SUVのタイヤ

SUVは車内空間が広い分、総重量が上がる傾向にあるため、高い耐久性を維持した上で性能を付加していく必要があります。

市街地走行向けでウエット性能に特化したタイヤの平均価格帯は20,000〜40,000円で、セダンやワゴンより価格は上がります。

スポーツカータイヤ

走りを重視するスポーツタイプの車に求められるのは乗り心地や燃費よりも「走る」「曲がる」「止まる」といった走行性能です。

そのため他の性能を犠牲にしている場合も多く、ベーシックなスポーツカータイヤを購入する際は注意が必要です。

乗り心地の良さも兼ね備えているタイヤもありますが、価格が上がります。

平均価格帯は15,000〜40,000円、走行性能以外のグレードが上がると価格に反映されます。

タイヤは予算と目的で選ぶ

性能を追求すればタイヤの購入費用は高額になっていきます。

もし予算に余裕があれば、希望の条件を満たすタイヤが選び放題となりますが、こういったケースは多くありません。

限られた予算の中でタイヤを購入する場合、どのように選んだら良いのでしょうか。

低予算ならネットと店舗を比較!

低予算でタイヤを選ぶなら、まずはネットショップで検討すると良いでしょう。

格安タイヤでも4本購入すれば送料がかからないケースが大半ですので、予算を超過することなくタイヤが購入できます。

この際、タイヤ交換費用も予算に組み込む必要があります。

一方、カー用品店では在庫処分セールが開催されることがあり、タイヤ交換費用がセットになっているとネット購入よりも安く済む場合があります。

両者を比較して購入するのが最適です。

複数の目的があって選べなければ店舗

低燃費タイヤ、あるいはスタッドレスタイヤなど、タイヤに求める性能が限られている場合は商品選定がしやすいでしょう。

しかし複数の性能を持つタイヤを購入したい場合はそうもいきません。

この場合は店舗でスタッフのアドバイスを仰ぎ、候補をいくつか挙げてもらうと失敗がありません。

その際は必ず予算を伝え、予算範囲内に収まらない場合はどの性能を残すべきなのかなど、じっくり相談しましょう。

予算と欲しい性能を明確に!

低燃費タイヤといっても、メーカーやモデルによって燃費に与える影響は異なりますし、その他の性能についても同様のことがいえます。

複数の性能を少しずつ格上げしたいのか、特定の性能だけに特化したタイヤが欲しいのか、ご自身の希望と予算を明確にしたうえで購入することをおすすめします。

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