公開日:2018.11.27 更新日: 2020.01.29

キャンピングカーのタイヤを選ぼう

キャンピングカーのタイヤの選び方にについてまとめております。その種類や宿泊設備、キッチン、収納、キャンプ用品などの設備について解説しております。セカンドライフとして購入を検討している方も増えているようです。

少し前まではあまり見かけませんでしたが、実はいま、キャンピングカーが人気です。国産のキャンピングカーは2017年に初めて5,000台を突破しました。1980年代~1990年代にアウトドアブームの洗礼を受けた世代が、セカンドライフとしてアウトドアに再び取り組んでいることが理由のひとつのようです。

軽自動車をベースにしたキャンピングカーも登場しており、手軽に始められるようになっています。 キャンピングカーは、一般的な自動車とは異なるポイントがいくつもあります。宿泊設備や水回りなどがぱっと思いつくところですが、実はタイヤ選びも重要です。

今回はキャンピングカーにおすすめのタイヤや、キャンピングカーの種類、なぜいまキャンピングカーが流行っているのか、という点について解説します。

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キャンピングカーにおすすめのタイヤ

キャンピングカーには様々な設備が取り付けられます。水のタンク、発電機、宿泊設備、キッチン、収納、キャンプ用品、などなど。設備が多いと、自然と車重も重くなってしまいます。車重はタイヤにのしかかりますから、タイヤは普通より頑丈なものを選ぶ必要があります。

また、舗装されていない路面を走ることもあるので、舗装された路面を走ることを想定している普通のタイヤでは走破性能が心許ないです。

キャンピングカーにおけるタイヤの重要性は、事故事例からも分かります。2018年8月5日、茨城県の常磐道を走行していたキャンピングカーのタイヤがバーストを起こし、横転。死傷者が出るという痛ましい事故が起こってしまいました。この事故を受けて、日本RV協会はタイヤの状態をこまめにチェックするよう改めて注意喚起する声明を発表しています。

キャンピングカーにおすすめのタイヤは、RV用・SUV用として販売されているタイヤです。RVやSUVはアウトドアを趣味とする方々をターゲットとした車ですから、専用のタイヤも頑丈で耐摩耗や悪路の走破性能に優れるタイヤとなっています。

具体的な製品もご紹介しましょう。例えば、キャンピングカー専用タイヤとして、ブリヂストンが「DURAVIS CAMPER」という製品を製造しています。現在のところサイズは「195/70R15 106/104L」と「195/80R15 107/105L」の二種類があるようです。

いずれもホイールサイズが15インチ、リム径(タイヤ幅)が195mmのものに対応した製品で、タイヤの扁平率が70および80となっています。一般的なタイヤの扁平率はおおむね55~65くらいですから、キャンピングカー専用タイヤの断面はかなり円に近いといえます。

タイヤの扁平率が大きくなるとタイヤ内部における縦方向の空気がクッションの役割を果たすことで乗り心地が柔らかになります。また、路面からの衝撃もやわらぎます。一方でハンドル操作に対する応答は鈍くなりますが、キャンピングカーにはスポーティな走りは求めないでしょうから、この点が問題になることはないでしょう。

また、注意したいポイントとして、タイヤのロードインデックスが挙げられます。ロードインデックスとは、タイヤが車を支えられる重量を表す指数のことです。

ロードインデックスと車重との対応についてはタイヤの種類、サイズ、指定空気圧、規格などによって異なります。例えば「195/65R15 91H」と表記されているタイヤのロードインデックスは91です。このタイヤに対して240kPaの空気圧が指定されている場合、タイヤ1本で615kg、同じタイヤを4本装着した場合は4倍して2,460kgの車重を支えられることになります。

ただし、車重は前輪と後輪で負荷の割合が異なることが多いため、計算はもっと複雑になります。少なくとも、純正タイヤよりロードインデックスの値が小さいタイヤはキャンピングカーの重量を支えられない可能性が高いため、装着するべきではありません。

キャンピングカーの種類

まずキャンピングカーと聞いて思い浮かぶあの姿は、キャブコンと呼ばれる大型のモデルです。大人5~6人が寝られるスペースがあり、居住性、断熱性、防音性に優れています。一方で価格が高めなのが悩ましいところです。

おおむね300万円~800万円ほどです。ブリヂストンが製造しているキャンピングカー専用タイヤ「DURAVIS CAMPER」も対象は「軽商用車・バン・1tクラス小型トラック」となっていますから、キャブコンを対象としていることが分かります。

もう少し小さくして、ミニバンやワンボックスカーをベースにしたバンコンと呼ばれるモデルもあります。基本的には普通車を改造したもののため、断熱性などはキャブコンに比べて劣りますが、日常的にも使いやすく、走行性や燃費もキャブコンに比べて良好です。

ほとんどは舗装路を走るけれど、たまに荒れた路面に入る、という方にはおすすめかもしれません。価格帯も300万円~600万円程度と、キャブコンよりちょっと抑えめになっています。

バンタイプの軽自動車をベースにした軽キャンパーと呼ばれるエントリーモデルもあり、価格はおおむね100万円~300万円とリーズナブルです。あまり多くの設備は積めませんが、1~2人なら快適に過ごすことができます。

軽キャンパーの場合、タイヤの外径が小さいことに注意しましょう。タイヤの外径が小さいと回転数が多くなるため、タイヤがすり減りやすくなります。また、悪路の走破性能も普通車に比べると悪くなります。

SUVタイプやミニバンタイプの軽自動車向けに製造された、頑丈で耐摩耗性に優れるタイヤを選びましょう。軽自動車の多くは14インチのホイールで、適合するタイヤは多くあります。例えばトーヨータイヤの「TRANPATH」シリーズやダンロップの「ENASAVE VAN」シリーズはミニバンおよびSUV向けに多様なサイズのタイヤを提供しています。

いずれのモデルとタイヤを選ぶにせよ、一度は専門家がいるカー用品店などに「このサイズのキャンピングカーにおすすめのタイヤは何か」と相談した方が良いでしょう。

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車重が標準とは異なるぶん、ロードインデックスの計算は複雑で大変になりますし、計算を間違ってしまうと車検を通らなくなってしまいます。車検を通らない状態であるということは道路運送車両法に違反しているだけでなく、安全面から見ても大変危険です。

今回ご紹介した基礎知識を頭に入れた上で、専門家に相談しましょう。基礎知識があると専門家による説明もスムーズに理解でき、納得度の高い買い物となります。

なぜいまキャンピングカーなのか

2017年、国産のキャンピングカーが初めて出荷台数5,000台を突破しました。輸入車や中古車を含めた総出荷台数も10,000台を超えています。いま、キャンピングカーはまさにブームの真っ只中にあります。

冒頭でご紹介したように、かつて1980年代~1990年代にアウトドアレジャーが流行りました。現在はその世代が子育てを終えたり、退職を迎えたりする頃です。このため、セカンドライフとして、再びアウトドアに取り組んでいる方々が増えているようです。

車に宿泊する、いわゆるオートキャンプが流行ったのもこの頃。購入のきっかけも、夫婦2人で旅行を楽しむため、という方がとても多いようです。

また、ペットを飼っていらっしゃる場合、ペットホテルやペットシッターに預けるより、レンタルしたキャンピングカーで一緒に連れて行く方が安上がりなうえ、安心できるようです。

まとめ

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今回はキャンピングカーにおすすめのタイヤや、キャンピングカーの種類、なぜいまキャンピングカーが流行っているのか、という点について解説しました。キャンピングカーはベースとなる車より重くなるため、その重量を支えられるだけの頑丈なタイヤを装着する必用があります。

古くからキャンピングカーとして利用されてきたキャブコンに対しては専用タイヤが製造されていますが、より小さなバンコンや軽キャンパーといったモデルに対しては専用タイヤがほとんど見当たりません。

この場合はRV用・SUV用として開発された、頑丈で耐摩耗性に優れるタイヤを装着することが望ましいでしょう。最終的には専門家に相談し、ロードインデックスなど、安全を確保して快適なキャンピングカーライフを送りたいものですね。

ちなみに、今回は免許や車検については言及しませんでした。ほとんどのキャンピングカーは普通免許で運転できます。また、車検についても、普通自動車や軽自動車として登録している分には一般的な車検と同様なため、今回は解説しませんでした。

一昔前は普通自動車を簡単に改造してキャンピングカーとして登録すると税制上のメリットが得られました。ですが悪用が目立ったため、現在では規制が強化され、税金面でもほとんどメリットが得られなくなっています。

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