ミニバンのタイヤは操縦安定性が重要!
ファミリーカーの代名詞とも言える、「ミニバン」3列シートの広々とした空間は、家族がのびのびとリラックスできるリビングのようだ。子どもが増えても買い替えることなく乗り続けることができ、後部座席で赤ちゃんのオムツ替えや、着替えも楽々できる。また、車高が高く、視界も広くなるので、運転がしやすい。
ファミリーカーの代名詞とも言える、
「ミニバン」
3列シートの広々とした空間は、家族がのびのびとリラックスできるリビングのようだ。
子どもが増えても買い替えることなく乗り続けることができ、
後部座席で赤ちゃんのオムツ替えや、着替えも楽々できる。
また、車高が高く、視界も広くなるので、運転がしやすい。
さらに、乗っていても圧迫感が少なく、車酔いしにくいというメリットも。
もちろん、荷物もたくさん積むことができるから、
ベビーカーを積んでも余裕だ。
ファミリーカーとしてうってつけのミニバン。
今回は、ミニバンに最適なタイヤの選び方をお伝えしよう!
ミニバンには専用のタイヤがある
ミニバンは、3列シートで使いやすくするために、床面地上高を高くし、
着座姿勢をアップライトにしたシートポジションを採用している。
これらのことから、車高が高くなるのだ。
余談だが、車高を下げて3列シートを作ろうとすれば、
リムジン並みの全長になるだろう。
車のボディ寸法が高いだけならいいのだが、
重心も高く、重量もあるため、走行中にふらつきが出やすい。
また、重心が高いミニバンは、カーブの時など横方向の力が加わった時に、
タイヤの外側に掛かる負荷が大きく、偏摩耗が発生しやすい。
そこで、タイヤ外側の偏摩耗と走行時のふらつきを解消するために作られたのが、
ミニバン専用タイヤだ。
ミニバン専用タイヤを選ぶメリットとは?
ミニバン専用のタイヤを装着した場合、
具体的にどんなメリットがあるのかをご紹介しよう。
偏摩耗が抑制されるためタイヤ寿命が長くなる
ミニバン特有のタイヤ外側の偏摩耗。
偏摩耗の発生は、タイヤの寿命、燃費の悪化、操縦安定性の低下に繋がる。
スリップサインがひとつでも出たタイヤでの走行は法令上禁止されている。
なにより、危険だ。
タイヤ経費削減のためには、偏摩耗の防止を抑制することが欠かせないと言えるだろう。
ミニバン専用タイヤは、トレッドパターンやコンパウンド、
ケース剛性を工夫するなどして、偏摩耗を抑制する。
フラつきを抑制して疲労を軽減
背が高く、重心が高いミニバンはふらつきが出やすい。
横風・レーンチェンジ・カーブなど、走行中のあらゆる場面でふらつきを感じるだろう。
まして、乗車人数が多い時や、荷物をたくさん積んでいる時なら、なおさらだ。
ドライバーは車両のふらつきに合わせて、頻繁にハンドル操作をするため、
知らず知らずのうちにストレスと疲労が蓄積される。
疲労が溜まれば、注意力は散漫になり、運転操作ミスが生じやすくなる。
反応が遅くなる、標識を見落とす、後ろの車に気付かないなど、
最悪の場合は事故を招くことも。
ミニバン専用のタイヤは、ふらつきを抑制するため、
運転によるストレスと疲労を軽減する。
家族を乗せて走るドライバーが多いミニバンだからこそ、
安全を十分に考えたタイヤ選びが重要と言えるだろう。