公開日:2019.06.26 更新日: 2019.11.25

タイヤ交換時期の目安は?判断ポイントと交換費用を知ろう

タイヤ交換時期の目安は?判断するポイントとしての、外観、走行距離、使用年数の基準を中心に詳しくまとめてみました。また長持ちさせるためのコツやポイントも併せてご紹介させ頂いております。是非ご参照くださいませ。

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皆様は、タイヤ交換をどのタイミングで行えばいいのかご存じでしょうか。よく言われるのは「スリップサインが現れたら交換しなければならない」ということでしょう。残り溝が減るとスリップサインが現れるため、交換の目安としては最も分かりやすい指標です。

ですが実際には、残り溝だけでなく走行距離や使用年数など、様々な指標があります。スリップサインが現れていなくともタイヤを交換した方が良い場合も多々あります。

ここでは

・タイヤ交換時期の判断方法
・タイヤ交換前にやるべきこと
・タイヤ交換の費用と方法

といった情報をご紹介します。
正しい知識を身につけて、適切なメンテナンスをおこないましょう。

タイヤ交換時期の判断方法

重大な交通事故を未然に防ぐためには、安全に走行できるタイヤを装着していることが大前提となります。

タイヤは駆動力や制動力を路面へ伝えるだけでなく、車重そのものを支えている、生命線とも言える部品です。同時にタイヤは消耗品でもあるため、定期的なメンテナンスや適切な交換が欠かせません。

まず、タイヤを交換すべき時期を判断するための3つの基準を覚えておきましょう。

3つの基準とは「外観」「走行距離」「使用年数」です。
下記では、これら3つの判断基準について詳しく説明していきます。

【外観】タイヤ交換を判断する2つのポイント

タイヤの外観で注意すべき点は

・トレッド面の溝が擦り減っていないか
・サイドウォールにひび割れや傷はないか

という2点です。

道路運送車両法において、タイヤの溝は1.6mm以上の深さがなければ公道を走行できないと定められており、残り溝が1.6mm未満になってしまうと法律違反になります。また、車検の際にもタイヤの残り溝がチェックされます。残り溝が少ない場合にはタイヤの交換を促されることもあります。

また、スリップサインが現れる状態になるまで摩耗した場合、雨天時におけるタイヤのグリップ力が失われています。スリップを引き起こしやすく、また制動距離も大幅に伸びている状態ですから、気付いたときはすぐにタイヤを交換してください。

ここで注意したいのは、たとえ一部であってもスリップサインが現れていればタイヤは使用不能と見なされる、ということです。他の部分はスリップサインが現れていないから大丈夫、ということにはなりません。

タイヤの側面をよく見ると三角のマークがあります。これはスリップサインの場所を示しているもので、タイヤの残り溝が1.6mm以下になるとこの三角マークの延長上にスリップサインが現れ、タイヤの交換時期であることを示してくれます。

ちなみに、スタッドレスタイヤにはスリップサインの他に矢印のマークがあります。これはプラットフォームの位置を示しており、雪道を走行するために必要な残り溝の深さを教えてくれます。

スリップサインやプラットフォームは、日頃から点検する習慣をつけておきましょう。

サイドウォールのひび割れも重要です。タイヤのサイドウォールは使用するにつれて細かなひび割れが生じるものですが、このひび割れは次第に繋がり、大きなひび割れとなります。

サイドウォールのひび割れがあまりに深くなると、タイヤのゴムがカーカスと呼ばれる骨格部分から剥がれてしまいます。駆動力や制動力が十分に伝わらなくなるだけでなく、バーストの原因にもなります。

目安としては、ひび割れの底が目視では見えなくなる程度に深くなると危険です。ひび割れの底が見えなくなる前に、業者に点検してもらうことが望ましいでしょう。

参考までに、JATMA(日本自動車タイヤ協会)はタイヤのひび割れに関するガイドラインを公開しています。ひび割れがどのくらい進行したら危険なのか知るために、一度目を通しておくとより良いでしょう。

【走行距離】50,000kmがタイヤ交換のボーダーライン

走行距離もまた、タイヤ交換時期の目安になります。走行距離が長くなると、当然ながらタイヤはすり減り、またひび割れも進行しやすくなります。

自動車の運転方法次第で異なってきますが、基本的には新品のタイヤに換えてから、50,000km走行したらタイヤ交換の時期だと考えましょう。

運転が荒かったり、急発進、急ブレーキを多用したりしてしまう方であれば、30,000kmを目安にタイヤ交換を検討してください。

なお、走行距離での判断はあくまでも目安です。30,000~50,000kmに達したら使用年数やタイヤの外観とあわせて交換すべきか否かを判断しましょう。

【使用年数】タイヤは5年使用したら交換しよう

タイヤの使用環境や保管状況にもよりますが、一般には「新品のタイヤを5年間使用したら交換時期である」と言われています。ちなみにスタッドレスタイヤの場合は3年です。タイヤの使用年数が5年を経過したなら、カー用品店やタイヤ販売店など、タイヤの専門家が務めている店舗へ相談することが望ましいでしょう。

なぜ5年が目安とされているのか、という理由もご説明しましょう。タイヤは走行する際の摩擦だけでなく、日光や雨風を受けることによっても劣化していきます。この劣化が進行し、タイヤが使用不能となる目安がおおむね5年とされています。

なお、保管状況によっては使用できる年数がもっと短くなる可能性もあります。特に日光に含まれる紫外線はタイヤの天敵です。タイヤには製造当初から紫外線防止剤が配合されていますが、紫外線を浴び続けるとやがて効果が薄れてしまいます。可能な限り、直射日光を避けて駐車することを心がけましょう。

ご自宅にガレージがない、あるいは駐車スペースにサンルーフが無いなど、タイヤの劣化が早くなると考えられる環境に駐車している場合は、3年を過ぎたころからこまめにチェックしておくと安心です。

タイヤ交換の前にやるべきこと

タイヤの溝が擦り減ったりひび割れがあったりする場合には、タイヤ交換をしなくてはなりません。

しかし、そうなる前に定期的にやっておくべきメンテナンスがあります。メンテナンスを実施することでタイヤの寿命を延ばすことができるため、経済的です。また安全の観点からも、定期的なメンテナンスを実施することが望ましいでしょう。

具体的なメンテナンス方法は、タイヤの洗浄、およびローテーションです。

タイヤの洗浄

車に乗っていると、どうしてもタイヤには汚れが付着してしまいます。この汚れは見た目が悪くなるだけではありません。

汚れの成分そのものがタイヤのゴムと化学反応を起こしたり、汚れの成分が日光を受けて分解されることでタイヤにとって有害な物質に変化したりします。タイヤが脆くなったり、ひび割れがより進行しやすくなったりするため、タイヤの汚れはなるべく落としてあげましょう。

洗車する際は、できるだけタイヤも一緒に洗ってあげましょう。タイヤを洗う際に外観のチェックをすることもできます。

タイヤの洗い方はシンプルです。水かぬるま湯を使い、ナイロンなどの柔らかなブラシで軽くこすって汚れを落とす。これだけで問題ありません。汚れを気にされる方は洗剤を使いたくなるところですが、洗剤には界面活性剤が含まれており、タイヤに配合されている保護剤を流出させてしまいます。これではかえってタイヤの寿命を縮めてしまいかねません。

タイヤのローテーション

タイヤのローテーションとは、定期的にタイヤの位置を入れ替えることです。タイヤの位置を入れ替えるだけでも寿命を延ばすことができます。ローテーションを実施する目安は、おおむね5,000kmごとです。

なぜローテーションすることでタイヤの寿命が延びるのか、という点についても少し解説します。

一般的な自動車のほとんどは前方にエンジンが備えられており、前輪に駆動力が伝えられます。これにより後輪よりも前輪により大きな重量がかかるため、前輪の方が早く摩耗します。

また、ハンドル操作が反映されるのも前輪です。ハンドルを切る際にはタイヤのショルダー部分(両角)に負荷がかかるため、やはり後輪より前輪の方が早く摩耗します。

ご自身の自動車のタイヤに注目してみると、前輪はショルダー部分が、後輪はセンター部分(中央)が特に擦り減っていることに気が付くのではないでしょうか。

このように部分的に偏って摩耗することを偏摩耗といいます。本記事の序盤にて、スリップサインが一部でも現れているとそのタイヤは使用不能と見なされる、と解説したことを思い出してください。偏摩耗によって、スリップサインの一部が早く出現しやすくなります。こうなると、まだ使える部分が残っていてもタイヤは使用できなくなります。

ここで定期的にタイヤの位置をローテーションすると、偏摩耗を抑えることができ、結果としてタイヤを長持ちさせることができるのです。

ちなみに、昔はタイヤに左右の区別が無かったため、ぐるぐると円を描くようにタイヤをローテーションしていました。現在ではタイヤの取付位置が左右で決まっていることが多いため、前輪のタイヤと後輪のタイヤを入れ替えるローテーションがほとんどです。

タイヤ交換の方法と費用

自動車の整備に詳しい方であれば自分でタイヤ交換をすることができるかもしれませんが、足回りのメンテナンスは事故防止の肝となるため、よほどの自信がない限りはカー用品店などに行ってプロの整備士さんに任せることをおすすめします。

ナットの締め方やトルク、空気圧の調節などは安全性に直結するうえに、慣れないジャッキアップ作業で怪我をしてしまう危険性があります。

また前述したタイヤのローテーションでは、駆動輪の位置やタイヤの種類によっても付け替える位置が異なるので専門知識が必要となります。

溝のすり減り方やサイドウォールの劣化具合を見ながら、定期点検のタイミングで交換してもらうと良いでしょう。

タイヤ交換の費用

タイヤ交換をしてもらうために必要な費用は、タイヤ代金と取替工賃の2つです。 タイヤ代金は購入するタイヤのブランドやインチ数によって大幅に変動するため、購入時にそれぞれ比較し検討してみると良いでしょう。

最近ではネットの通販サイトでタイヤを購入することもできます。購入時には取付店舗を指定できるため、自力で交換する必要はありません。

ここではタイヤ交換の工賃についてまとめます。

工賃とは「作業にかかる手間費」のことをいいます。作業工賃は、カー用品店やディーラーなどの店舗によって多少の違いがあります。以下の表はあくまで目安としてお考えください。

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以下では、作業別に工賃の目安の詳細を説明していきます。

・タイヤ脱着
現在装着しているタイヤを、新しいタイヤとホイールごと取り換える作業です。
バランス調整とは、タイヤの回転軸にブレが生じないように調整する作業のことです。
平均相場:1,000円~2,000円/タイヤ1本

・タイヤ組み換え
自前のアルミ製ホイールなどを使用している場合におこなう作業で、専用の機械を使用してホイールから古いタイヤを取り外し、新しいタイヤに取り換える作業です。
平均相場:1,000円~1,500円/タイヤ1本

・バランス調整
タイヤの重量バランスを整える作業です。
タイヤを交換すると、比重のバランスを崩して高速道路などで小刻みな揺れを感じることがあります。この揺れはタイヤのシャフトと回転軸が合致していないために発生します。
平均相場:1,000円程度/タイヤ1本

・ゴムバルブ交換
ホイールにある空気を入れる部分の部品交換です。
タイヤと同様、ゴムバルブも経年劣化するため、タイヤ交換の際に交換することがほとんどです。
平均相場:200円~500円/タイヤ1本

主な作業内容は上記の通りで、4本をまとめるとおよそ10,000円~20,000円の工賃が必要となります。

費用は店舗によって異なりますので、複数社に問い合わせたうえで依頼先を決めると、よりお得にタイヤ交換をしてもらうことができます。

タイヤを長持ちさせるコツ

最後に、現在お使いのタイヤをできるだけ長く安全に使用するためのポイントをご紹介します。

タイヤを長持ちさせるには日頃の運転を見直そう!

タイヤを長持ちさせる最大のコツとも言えるのが、“日頃の運転方法を見直す”ことです。 街乗りでありがちな急発進や急ブレーキは燃費を悪くするだけでなく、タイヤの異常摩耗の原因となり、寿命を大幅に縮めてしまいます

またカーブにさしかかった際にはしっかりと減速しなければ、ショルダー部分を摩耗させてしまう原因となります。

タイヤの摩耗は、タイヤ本来の性能の低下にもつながります。そのため、常に心にゆとりをもち、タイヤに優しい運転を心掛けましょう。

タイヤを定期的にメンテナンスしよう

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運転者の乗り方や、走行距離、車の保管場所等の使用状況によってタイヤ交換の時期は異なります。今回ご紹介した3つの基準をもとに、適切なタイヤ交換を実施しましょう。

タイヤ交換を含めた足回りの点検は、悲惨な事故を防止する大切なメンテナンスです。 また、5,000kmごとにローテーションをおこなうことでも飛躍的に寿命年数が伸びますので、ぜひ習慣づけしておきましょう。

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